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No wonder の省略構文を読み解く
No wonder she is dissatisfied with the result. には何が省略されている?
赤・紫の英語をタップすると音声が再生されます
結論:省略されている2つの要素
日常会話や長文読解で頻出する No wonder ですが、もともとの完全な英文から「文頭の It is」と「接続詞の that」の2つが省略されています。
省略された元の完全な形
It is no wonder that she is dissatisfied with the result.
彼女がその結果に不満を抱いているのも少しも不思議ではない(当然だ)。
日常で使われる省略形
No wonder she is dissatisfied with the result.
彼女がその結果に不満なのも無理はない(道理で不満なわけだ)。
構造のポイント
1. 文頭の省略:形式主語構文の It is が丸ごと脱落しています。
2. 名詞 wonder:ここでの wonder は「不思議なこと・驚き」という名詞です。「no wonder = 不思議なことは何もない」という意味になります。
3. 接続詞 that の省略:「〜ということ」を表す同格の名詞節を導く接続詞 that が省略され、後ろの主語+動詞(she is …)が直結しています。
2. 名詞 wonder:ここでの wonder は「不思議なこと・驚き」という名詞です。「no wonder = 不思議なことは何もない」という意味になります。
3. 接続詞 that の省略:「〜ということ」を表す同格の名詞節を導く接続詞 that が省略され、後ろの主語+動詞(she is …)が直結しています。
1. 文構造をステップ順に分解しよう
どうして「It is」と「that」が消えて今の形になったのか、構文の成り立ちを順を追って確認しましょう。
ステップ 1
形式主語構文(元の文)
It is no wonder that she is dissatisfied with the result.
彼女がその結果に不満を抱いているということは、少しも不思議なことではない。
・It = 形式主語(仮の主語)
・is = 動詞(V)
・no wonder = 補語(C)「不思議なことではない(驚くに値しない)」
・that節 = 真主語(本当の主語)「彼女が結果に不満であること」
・is = 動詞(V)
・no wonder = 補語(C)「不思議なことではない(驚くに値しない)」
・that節 = 真主語(本当の主語)「彼女が結果に不満であること」
ステップ 2
省略の発生と慣用化
No wonder she is dissatisfied with the result.
彼女がその結果に不満なのも当然だ。(道理で不満なわけだ)
英語の会話では、文頭にある予測可能な形式的な語句(It is や There is など)は真っ先に省略される傾向があります。
さらに目的語や同格を導く接続詞 that も会話では頻繁に省かれるため、[It is] no wonder [that] … と前後が削ぎ落とされ、現代の No wonder … というスピーディーな表現が完成しました。
さらに目的語や同格を導く接続詞 that も会話では頻繁に省かれるため、[It is] no wonder [that] … と前後が削ぎ落とされ、現代の No wonder … というスピーディーな表現が完成しました。
2. 例文で使い方とニュアンスを掴む
「道理で〜なわけだ」「〜なのも当然だ」と納得した場面で使われます。音声を再生してリズムを耳で覚えましょう。
例文 1
理由に納得したとき
He stayed up all night. No wonder he looks so tired.
彼は徹夜したんだ。道理であんなに疲れた顔をしているわけだ。
ニュアンス:相手の状態を見たあと、原因を聞いて「なるほど、だからか!」と合点がいった時の典型的な使い方です。
例文 2
2語だけで相づちを打つ
I only had two hours of sleep. No wonder!
2時間しか寝てないんだ。― それじゃ無理もないね!(道理でね!)
使い方のコツ:後ろの文全体脈絡から明らかなときは、文を続けず No wonder! だけで「納得!」「道理でね!」という強い相づちとして使えます。
例文 3
語彙のチェック
She is dissatisfied with the evaluation.
彼女はその評価に不満を抱いている。
語法ポイント:be dissatisfied with … は「〜に不満を感じている」という頻出重要熟語です(satisfied「満足している」の対義語)。
3. 同じパターンで文頭が省略される仲間たち
英語には No wonder と全く同じ仕組みで、文頭の「It is / There is」が省略されて慣用化した表現がたくさんあります。
| 日常で使う形 | もとの完全な文 | 日本語訳と意味 |
|---|---|---|
|
No wonder …
道理で…なわけだ
|
[It is] no wonder [that] … | …なのも少しも不思議ではない(当然だ) |
|
No doubt …
きっと…だろう
|
[There is] no doubt [that] … | …ということに何の疑いもない(十中八九そうだ) |
|
Small wonder …
…なのも無理はない
|
[It is] small wonder [that] … | …は小さな驚きに過ぎない(大して不思議ではない) |
|
No problem!
問題ないよ!
|
[There is] no problem. | 何の問題も存在しない(お安い御用だ) |
語彙・例文リスト
重要表現のまとめです。タップして声に出しながら練習しましょう。
| 番号 | 英語例文 / 表現 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 01 |
No wonder she is dissatisfied with the result.
|
彼女がその結果に不満なのも当然だ。 |
| 02 |
It is no wonder that he won the prize.
|
彼が賞を取ったのは少しも不思議なことではない。 |
| 03 |
be dissatisfied with
|
〜に不満である |
| 04 |
wonder
|
驚き、不思議なこと(名詞) |
| 05 |
dissatisfaction
|
不満、不平(名詞) |
| 06 |
No wonder it is so cold today.
|
道理で今日はこんなに寒いわけだ。 |
最後の確認
まとめ
・No wonder she is dissatisfied with the result. で省略されているのは、文頭の It is と、接続詞の that です。
・元の形は It is no wonder that … という形式主語構文で、「…ということは少しも不思議(wonder)ではない」という直訳から「〜なのも当然だ」「道理で〜なわけだ」という意味になりました。
・会話では単独で No wonder!(道理でね!)と相づちにも使える便利な表現です。
・元の形は It is no wonder that … という形式主語構文で、「…ということは少しも不思議(wonder)ではない」という直訳から「〜なのも当然だ」「道理で〜なわけだ」という意味になりました。
・会話では単独で No wonder!(道理でね!)と相づちにも使える便利な表現です。


