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過去問 2026 リーディング 第4問

共通テストリーディングをパラフレーズで解説
共通テスト 英語リーディング 第4問 解説 | OBLECTO
OBLECTO PUBLISHING — 英語読解解説シリーズ
共通テスト 英語リーディング 第4問

パラフレーズが
見抜ければ、長文は解ける!

第4問(配点 12 点)の4問を、パラフレーズ(言い換え)に
着目しながら徹底解説します。
必ず手元に問題用紙をご用意ください。

🔑 パラフレーズとは?
同じ意味を「別の言葉」で言い換えること。
設問・選択肢・本文(コメント欄)の「言い換え」を見つけるのが共通テストの核心です。
第4問 配点 12点
問1〜問4 各 3点
解答番号 14・15・16・17
凡例
🔴 赤字=パラフレーズのキーワード
本文原文は著作権配慮のため要旨で掲載
手元の問題用紙と照合しながら読んでください
PASSAGE OVERVIEW|本文の概要(著作権に配慮した要旨)
あなたは英語クラブのメンバーとして、学校の「Eco Week(エコウィーク)」の廃棄物管理(waste management)をテーマにしたオンラインニュースレターの最新ドラフト(下書き)を書いています。クラブの顧問からのコメント(添削指示)付きで掲載されています。

【ニュースレターで紹介する3つのアクティビティ】
ポスターコンテスト:メッセージとデザインで投票。上位3作品はEco Week後に学校ウェブサイトへ掲載。
ゴミ拾いレース:他校生も参加可。3人チームを組み、当日は地元の海岸に集合→道具・袋を受け取る→主催者の説明を聞く→競技→閉会式に参加。勝チームは市のウェブサイトに掲載。
エコファッションショー:自分の服を使ってオリジナルアイテムを制作。最もクリエイティブな作品を選出し、ホールに展示。

【顧問からの4つのコメント(添削指示)】
COMMENT (1)
ポスターを作る目的(purpose)を説明せよ
下線部①「a poster contest」のあとに加えるフレーズを選ぶ(問1)
COMMENT (2)
勝者の決め方(how winners will be decided)を加えよ
文を〈A〉〈B〉〈C〉〈D〉のどこに挿入するか選ぶ(問2)
COMMENT (3)
下線部③の文はここに合わない。書き直せ
文脈に合う代替文を選ぶ(問3)
COMMENT (4)
下線部④は主旨を要約していない。書き直せ
下線部④のフレーズを置き換えるものを選ぶ(問4)
ANSWER 解答番号 14|正解 ③ to promote eco-friendly actions among students
STEP 1
コメントの
指示内容
Comment (1): What is the purpose of making the posters? Explain it.
コメント(1)の指示:「ポスターを作る目的(purpose)は何か?それを説明せよ。」
顧問が求めているのは「ポスターを作ることの目的・理由」です。
本文には、ポスターがEco Week後に学校ウェブサイトに掲載される理由として、「学生が廃棄物管理の重要性を念頭に置き続けるために(so that students can keep in mind the importance of waste management)」と書かれています。
この本文の「ポスター掲載の目的」と選択肢を照合します。
STEP 2
正解
選択肢
③ to promote eco-friendly actions among students
③ 学生の間で環境にやさしい行動を促進するために
キーワード A:promote(促進する)
キーワード B:eco-friendly actions(環境にやさしい行動)
これらが本文のどの表現のパラフレーズになっているかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
本文の要旨:ポスターを「so that students can keep in mind the importance of waste management(学生が廃棄物管理の重要性を念頭に置き続けられるよう)」学校ウェブサイトに掲載する。
「廃棄物管理の重要性を念頭に置かせる」=「環境にやさしい行動を促進する」という言い換えです。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢③のキーワード A
promote eco-friendly actions
環境にやさしい行動を促進する
=
本文(ポスター掲載の目的)
keep in mind the importance of waste management
廃棄物管理の重要性を念頭に置く
選択肢③の「promote eco-friendly actions(環境にやさしい行動を促進する)」は、本文の「keep in mind the importance of waste management(廃棄物管理の重要性を念頭に置き続ける)」のパラフレーズです。

廃棄物管理の重要性を意識させ続ける」こと=「環境にやさしい行動を促進する」こと、という意味のつながりを理解することがポイントです。
また、コメント(1)が求める「purpose(目的)」に対応する不定詞(to promote …)の形も正しい文法形式です。→ 正解は③
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
① to advertise a new school website
ポスターは「学校ウェブサイトに掲載される」のであって、「学校ウェブサイトを宣伝する(advertise)」ためではありません。目的と手段が逆になっています。×
② to discover the best artists in the school
本文には「メッセージとデザインで投票する」と書かれていますが、目的はあくまで「廃棄物管理の意識向上」です。「最も優れた芸術家を発掘する(discover the best artists)」という記述は本文にありません。×
④ to recruit more English Club members
英語クラブがニュースレターを書いていますが、ポスターコンテストの目的は「クラブ員を募集すること(recruit members)」ではありません。本文にそのような記述はありません。×
ANSWER 解答番号 15|正解 ③ 〈 C 〉
STEP 1
挿入する
文の確認
挿入文:Pick up more garbage than other teams in an hour.
「1時間で他チームよりも多くのゴミを拾え(拾う)。」
コメント(2):「読者は勝者の決め方(how the winners will be decided)を知りたがっている。それを加えよ。」

挿入文は「1時間で他チームより多くのゴミを拾う」というルール=勝者の決め方を説明しています。
この情報をゴミ拾いレースの手順の流れの中の、論理的に正しい場所に挿入しなければなりません。
STEP 2
本文の
手順を整理
ゴミ拾いレースの手順(本文の流れ):
① チームを3人で作る。
〈A〉
② レース当日の朝、地元の海岸に集合し、道具と袋を受け取る。
〈B〉
③ 主催者の説明(目的とルール)を聞く。
〈C〉← ここに挿入
④ 閉会式に参加して、自分たちのチームが優勝したか確認する。
〈D〉
⑤ 勝チームは市のウェブサイトで紹介される。
INSERTION LOGIC|どこに入れるべきか?
📌 挿入文:Pick up more garbage than other teams in an hour.
〈A〉
〈A〉はチームを作った直後。まだ「ルール」を説明する文脈ではありません。「道具・袋を受け取る」の前であり、試合のルールを話す場所としては早すぎます。×
〈B〉
〈B〉は「道具と袋を受け取った」直後。次の文が「Listen to the organizer explain the aim and rules of the race.(主催者がルールを説明するのを聞け)」です。ルールはまだこれから説明される段階なので、〈B〉でいきなりルール内容(ゴミを拾え)を挿入すると主催者の説明より先になってしまいます。×
〈C〉✓
〈C〉が正解。「主催者がルールを説明するのを聞く」の直後に、そのルールの内容(1時間で他チームより多くゴミを拾う)を示すのが自然な流れです。「ルールを聞く → ルールの内容(=挿入文)→ 競技後の閉会式へ参加」という論理的な順序が成立します。✓
〈D〉
〈D〉は閉会式の後。もうレースは終わっています。この位置にルール説明を入れても意味がありません。×
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|コメント(2)と挿入文のパラフレーズ対応
コメント(2)の指示
how the winners will be decided
勝者がどう決まるか(決め方)
=
挿入する文の内容
Pick up more garbage than other teams in an hour.
1時間で他チームより多くゴミを拾う=それが勝者の条件
コメント(2)が求める「how the winners will be decided(勝者の決め方)」に対して、挿入文「Pick up more garbage than other teams in an hour.(1時間で他チームより多くゴミを拾え)」がその答えです。

この挿入文はレースのルール・勝利条件を説明しており、「主催者がルールを説明する(Listen to the organizer explain … rules …)」の直後〈C〉に入れることで、論理の流れが完成します。→ 正解は③〈C〉
ANSWER 解答番号 16|正解 ① This activity will help students to appreciate various ways of reusing old clothes.
STEP 1
コメントと
問題点
Comment (3): This sentence doesn’t seem to fit well here. Rewrite it.
コメント(3)の指示:「この文はここに合わない。書き直せ。」
元の文③「Making our own clothes is enjoyable.(自分で服を作るのは楽しい)」の問題点は何でしょうか?

エコファッションショーのパラグラフの文脈を確認します:
・学生がクローゼットの服を使ってオリジナルアイテムを作る
・最もクリエイティブな作品が選ばれ、ホールに展示される

この文脈で必要なのは「なぜこの活動をやるのか・何の役に立つのか(活動の意義・目的)」を示す文です。「楽しい」という感想は文脈から浮いてしまいます。廃棄物管理のテーマに沿った記述に置き換える必要があります。
STEP 2
正解
選択肢
① This activity will help students to appreciate various ways of reusing old clothes.
① この活動は、学生が古い服を再利用するさまざまな方法理解・評価するのに役立つだろう。
キーワード A:reusing old clothes(古い服を再利用する) → 廃棄物管理・エコのテーマに直結
キーワード B:appreciate(理解する・価値を認める) → 活動の意義・学びを示す
本文のエコファッションショーの内容(クローゼットの服を使ってオリジナルアイテムを作る)と、ニュースレター全体のテーマ(waste management)に合致しているかを確認します。
STEP 3
本文との
整合性確認
本文の要旨:Students will make original items using clothing from their closet(クローゼットの服を使う)= reusing old clothes(古い服を再利用する)
「クローゼットにある服」を使ってアイテムを作る=「古い服を再利用する」という言い換えが成立します。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢①のキーワード
reusing old clothes
古い服を再利用する
=
本文(エコファッションショーの説明)
make original items using clothing from their closet
クローゼットの服を使ってオリジナルアイテムを作る
選択肢①の「reusing old clothes(古い服を再利用する)」は、本文の「clothing from their closet(クローゼットにある服)」のパラフレーズです。
クローゼットの服=使い古した・手持ちの服=old clothes、そしてそれをオリジナルアイテムに作り替える=reusing(再利用)という言い換えです。

また、選択肢①は「この活動(This activity)が学生に古い服の再利用方法を理解させる(appreciate various ways of reusing)」という形で、ニュースレター全体のテーマである「廃棄物管理(waste management)」に直接つながっています。

文脈に合わない「楽しい(enjoyable)」という感想文を、活動の意義・目的を示す文に置き換えるという指示(コメント3)を満たしているのは①だけです。→ 正解は①
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
② This activity will influence more students to ask the fashion industry to lower prices for old clothes.
ファッション業界に古着の値下げを求める(ask the fashion industry to lower prices)」という内容は本文にありません。このニュースレターは学校キャンペーンの紹介であり、業界への要求は文脈から大きく外れています。×
③ This activity will lead to the growth of the market for fast fashion over the one for used clothes.
ファストファッションの市場拡大(growth of fast fashion market)」は、エコ・廃棄物管理のテーマと正反対の方向性です。このニュースレターは古着の再利用・環境への配慮を訴えており、ファストファッション推進は趣旨に反します。×
④ This activity will provide students with opportunities for improving their business skills to sell used clothes.
古着を売るビジネススキルの向上(improving business skills to sell used clothes)」という内容は本文に全くありません。ファッションショーは展示・コンテストであり、販売ビジネスの話ではありません。×
ANSWER 解答番号 17|正解 ③ get ourselves more involved in
STEP 1
コメントと
問題点
Comment (4): This part does not summarize your main argument. Rewrite it.
コメント(4)の指示:「この部分は主旨(main argument)を要約していない。書き直せ。」
元の下線部④:「acquire recycling skills for(〜のためにリサイクルスキルを身につける)

これを含む文の全体:「Through these Eco Week 2026 activities, we will be able to acquire recycling skills for waste management.」
(これらのEco Week 2026アクティビティを通じて、廃棄物管理のためのリサイクルスキルを身につけることができるでしょう。)

問題点:ニュースレターで紹介した活動(ポスターコンテスト・ゴミ拾いレース・エコファッションショー)のどれも「リサイクルスキルを身につける」ことを目的とした活動ではありません。本文の主旨(main argument)はむしろ「廃棄物管理に積極的に関わる(involve oneself in)こと」です。
STEP 2
正解
選択肢
get ourselves more involved in
〜に自分たちをもっと関わらせる・積極的に取り組む
置き換え後の文:「Through these Eco Week 2026 activities, we will be able to get ourselves more involved in waste management.」
(これらのEco Week 2026アクティビティを通じて、廃棄物管理にもっと積極的に関わることができるでしょう。)

この表現がニュースレター全体の「主旨(main argument)」を要約しているかを確認します。
STEP 3
本文との
整合性確認
本文冒頭の要旨:「We must think of better methods to reduce and manage waste, and we can start at school.(廃棄物を削減・管理するより良い方法を考えなければならず、学校から始めることができる)
ニュースレター全体の主旨は「廃棄物管理に積極的に取り組もう」という呼びかけです。「get ourselves more involved in」がこの主旨を最も正確に要約しています。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
正解選択肢③のフレーズ
get ourselves more involved in waste management
廃棄物管理にもっと積極的に関わる
=
本文冒頭の主旨(main argument)
think of better methods to reduce and manage waste … start at school
廃棄物管理の改善を考え、学校から行動を起こす
選択肢③「get ourselves more involved in(〜にもっと積極的に関わる)」は、本文冒頭の主旨「廃棄物を削減・管理するより良い方法を考え、学校から始める」のパラフレーズです。

学校から廃棄物管理に取り組む」という主旨を、「廃棄物管理にもっと積極的に関与する」と言い換えています。

一方、元の下線部④「acquire recycling skills(リサイクルスキルを身につける)」は特定のスキル習得に限定した表現であり、ニュースレター全体の「廃棄物管理への積極的な参加・取り組み」というより広い主旨(main argument)を要約できていません。コメント(4)が指摘しているのはまさにこの点です。→ 正解は③
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
① become creative artists who focus on
ニュースレターのテーマは「廃棄物管理」であり、「創造的な芸術家になる(become creative artists)」ことを主旨としてはいません。エコファッションショーで「クリエイティブ」という要素は登場しますが、それはニュースレター全体の主旨ではありません。×
② cooperate with other high schools on
ゴミ拾いレースに「他校の生徒も参加できる」という記述はありますが、「他の高校と協力する(cooperate with other high schools)」こと自体がニュースレターの主旨ではありません。これはあくまで参加資格の説明に過ぎません。×
④ learn how to collect more garbage for
ゴミ拾いレースは活動の一つですが、「ゴミをより多く集める方法を学ぶ(learn how to collect more garbage)」はニュースレター全体の主旨を要約していません。また「collect more garbage」はゲームのルールを示すものであり、廃棄物管理への積極的な参加という広いテーマを反映していません。×


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