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0014 平叙文

英文法 総合解説
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「平叙文」を完全攻略

大学入試で必須となる定義・語順・否定文・倒置パターンを徹底解説

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まず全体のルールと全体像

平叙文(へいじょぶん、Declarative Sentence)とは、事実や意見、状態などをそのまま述べる文のことです。文末には終止符(ピリオド)を置き、原則として疑問文のような主語と(助)動詞の入れ替え(倒置)は起こりません。英語の文の種類の中で最も基本となる形ですが、大学入試では「語順を保つ場面」と「例外的に倒置が起こる場面」の両方を正確に理解しているかが問われます。

平叙文の定義
Declarative Sentence
事実・意見を述べる文。文末はピリオド(.)
基本語順
Subject + Verb (+ Object / Complement)
主語の直後に(助)動詞が続き、倒置は起こらない
否定文の作り方
do / does / did + not
一般動詞はdo系、be動詞・助動詞はnotを直後に置く
倒置が起こる例外
Never have I seen …
否定の副詞(句)が文頭に出ると主語と助動詞が倒置する

1) 平叙文とは何か

平叙文は、話し手が知っている事実や自分の意見・状態を相手にそのまま伝える、最も基本的な文の種類です。英語の文は大きく「平叙文」「疑問文(Interrogative Sentence)」「命令文(Imperative Sentence)」「感嘆文(Exclamatory Sentence)」の4種類に分かれますが、平叙文は主語と動詞の語順が入れ替わらない点で、疑問文や感嘆文の一部とはっきり区別されます。

例文 1
平叙文の基本形(肯定文)
Japanese students study English grammar very hard.
日本の学生たちは英文法をとても熱心に勉強する。
ポイント:
・主語(S)の直後に動詞(V)が続き、その後に目的語(O)や修飾語が続く、というのが平叙文の基本語順である。
・疑問文(Do Japanese students study English grammar?)のように、助動詞が主語より前に出ることはない。
・文末には必ずピリオド(.)を置く。

他の文の種類との区別(参考)

文の種類 語順の特徴 文末記号
平叙文
S + V(倒置なし) ピリオド (.)
疑問文
(助)動詞 + S(倒置あり) クエスチョンマーク (?)
命令文
主語を省略し、動詞の原形から始める ピリオド、または感嘆符
感嘆文
What / How から始まり、S + Vが続く 感嘆符 (!)

2) 否定の平叙文の作り方

平叙文には、事実をそのまま述べる「肯定文」と、事実を打ち消す「否定文」があります。否定文も平叙文の一種であり、語順自体は肯定文と変わりません。

例文 2
否定文の基本パターン
She does not like coffee, and she has never drunk tea, either.
彼女はコーヒーが好きではなく、紅茶も飲んだことがない。
否定文の作り方:
・一般動詞の否定:do not / does not / did not + 動詞の原形(does not like
・be動詞の否定:be動詞の直後に not を置く(is not
・助動詞の否定:助動詞の直後に not を置く(cannot / will not
・現在完了の否定:have/has + not + 過去分詞(has never drunk
nevernothingno one などの否定語を用いても、文中でそのまま使う限り語順は肯定文と同じで、倒置は起こらない。

3) 間接疑問文における語順(最重要ポイント)

疑問詞を含む節が、文全体の主語・目的語・補語など文の一部として組み込まれる場合を「間接疑問文」と呼びます。大学入試で最も狙われるのは、この間接疑問文の中の語順が、疑問文の語順ではなく平叙文と同じ語順(疑問詞+主語+動詞)になるという点です。

例文 3
間接疑問文は平叙文の語順
I don’t know what time the meeting will start.
私はその会議が何時に始まるのか知らない。
ポイント:
・直接疑問文:What time will the meeting start?(助動詞+主語の倒置あり)
・間接疑問文(knowの目的語になっている節):what time the meeting will start(疑問詞+主語+動詞、平叙文と同じ語順)
・誤答例:I don’t know what time will the meeting start.(疑問文の語順のままにするのは誤り)
・この現象は、I wonderDo you knowTell me などに続く疑問詞節でも同様に成り立つ。

4) 否定の副詞(句)による倒置(例外的な平叙文)

平叙文は本来、主語と動詞の倒置が起こりませんが、否定的な意味を持つ副詞(句)を強調のために文頭へ置いた場合に限り、その直後で主語と助動詞が疑問文と同じ語順に倒置します。これは大学入試の語順整序問題・空所補充問題で非常によく出題される重要事項です。

例文 4
否定副詞の前置による倒置
Never have I seen such a beautiful sunset. Little did he know that he would fail.
そのような美しい夕日を見たことは一度もない。彼は自分が失敗するとは全く知らなかった。
ポイント:
NeverLittle のような否定的な意味の副詞が文頭に出ると、その直後は「助動詞+主語」の順番になる(have I seendid he know)。
・通常の平叙文の語順に戻すと、I have never seen such a beautiful sunset. となる。

倒置を引き起こす主な否定の副詞(句)一覧

否定の副詞(句) 意味 入試頻出例
never
決して〜ない
Never have I felt so happy.
rarely / seldom
めったに〜ない
Rarely does he complain.
hardly / scarcely
ほとんど〜ない
Hardly had I arrived when it began to rain.
little
全く〜ない(予想外に)
Little did she imagine the truth.
no sooner … than ~
〜するとすぐに…した
No sooner had he sat down than the phone rang.
not only … but also ~
〜だけでなく…もまた
Not only did she pass, but she also got the top score.
not until ~
〜まで…ない、〜して初めて…する
Not until he apologized did she forgive him.
under no circumstances
どんな状況でも〜ない
Under no circumstances should you give up.
on no account
どんな理由があっても〜ない
On no account should you open this door.

5) There is / There are 構文

「〜がある」「〜がいる」という存在を表す平叙文には、形式的な主語 there を用いる構文があります。これも入試での書き換え問題・語順整序問題で頻出です。

例文 5
存在を表す平叙文
There is a large park near my house, and there are many trees in it.
私の家の近くには大きな公園があり、その中にはたくさんの木がある。
ポイント:
・there は形式的な主語であり、意味上の主語はbe動詞の後ろに来る名詞である。
・be動詞は there ではなく、後ろに続く名詞の数(単数・複数)に一致させる(There is a park / There are many trees)。
・否定文にする場合は there is not / there are not の形をとる。

6) 形式主語 It を用いる平叙文

英語では、主語が長くなる、あるいは主語自体を持たない事柄(天候・時間・距離など)を述べるとき、形式的な主語として it を文頭に置く平叙文がよく使われます。

例文 6
形式主語 It の用法
It is important to study grammar carefully. It took us two hours to finish the report.
文法を注意深く勉強することは重要だ。その報告書を仕上げるのに私たちは2時間かかった。
ポイント:
It is + 形容詞 + to do ~:「〜することは…だ」という形式主語構文。to不定詞以下が本当の主語にあたる。
It takes(took)+ 人 + 時間 + to do ~:「(人)が〜するのに(時間)がかかる」
・天候・時間・距離を表す文でも it は形式的な主語として使われる(It is raining.It is nine o’clock.It is ten miles to the station.)。

7) So / Neither を用いる同意の平叙文(倒置)

相手の発言に対して「〜もまたそうだ」「〜もまたそうではない」と同意を示す平叙文には、So や Neither(Nor)を文頭に置いて助動詞と主語を倒置させる決まった形があります。

例文 7
So / Neither による同意表現
I like tennis, and so does my sister. She can’t drive, and neither can I.
私はテニスが好きで、姉(妹)もまた好きだ。彼女は運転できず、私もまた運転できない。
ポイント:
So + 助動詞 + 主語:肯定の内容に対して「〜もまたそうだ」と同意する(so does my sister)。
Neither / Nor + 助動詞 + 主語:否定の内容に対して「〜もまたそうではない」と同意する(neither can I)。
・どちらの場合も、So / Neither の直後は助動詞と主語が入れ替わった語順になる。

文法まとめ表

平叙文における「通常の語順を保つ場面」と「例外的に倒置が起こる場面」を整理しました。

パターン 語順 代表例
基本の平叙文
主語 + 動詞(倒置なし)
She studies English.
間接疑問文
疑問詞 + 主語 + 動詞(平叙文と同じ語順)
I know what he wants.
否定副詞による倒置
否定の副詞(句) + 助動詞 + 主語
Never have I seen it.
There is / There are 構文
There + be動詞 + 名詞(意味上の主語)
There is a book on the desk.
So / Neither の同意表現
So / Neither + 助動詞 + 主語
So do I. Neither can she.

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
declarative sentence
平叙文
02
affirmative sentence
肯定文
03
negative sentence
否定文
04
interrogative sentence
疑問文
05
imperative sentence
命令文
06
exclamatory sentence
感嘆文
07
indirect question
間接疑問文
08
inversion
倒置
09
negative adverbial
否定の副詞(句)
10
formal subject
形式主語
11
existential sentence
存在を表す構文
12
no sooner … than
〜するとすぐに…した
13
not only … but also
〜だけでなく…もまた
14
under no circumstances
どんな状況でも〜ない
15
agreement
(相手の発言への)同意

最後の確認

覚えること
平叙文の最重要ポイントは、次の五つです。

平叙文(Declarative Sentence) は事実や意見をそのまま述べる文で、主語+動詞の語順を保ち、倒置は起こらない。

② 否定文は一般動詞なら do/does/did + not、be動詞・助動詞なら直後に not を置いて作る。

間接疑問文 の中は疑問文の語順にはならず、平叙文と同じ「疑問詞+主語+動詞」の語順になる。

neverlittlenot only … but also などの否定の副詞(句)が文頭に出ると、主語と助動詞が倒置する。

There is / There are 構文形式主語ItSo / Neither による同意表現 も、それぞれ決まった語順を持つ平叙文の重要パターンである。

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