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「前科」の英語表現|ex-conやcriminal record解説

【20】単熟語・慣用表現






「前科・前科者」の英語表現と使い分け|音読音声付き解説


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「前科・前科者」を表す英語表現

口語の ex-con から公的な criminal record まで ― 適切な言い分けを学ぶ

赤・紫の英語をタップすると音声が再生されます

まず基本を押さえよう

日本語の「前科者」に直接当たる日常表現としては、ex-con や former convict がよく知られています。ただし、英語圏の公的な手続きやニュースでは、人を指す単語よりも「前科(犯罪歴)がある」という事実を表す have a criminal record や、偏見を避けた客観的な表現が好まれます。

口語・ニュースでの一般的な表現
He is an ex-con trying to rebuild his life.
彼は人生を立て直そうとしている元服役囚です。
フォーマル・法的な表現(前科がある)
She does not have a criminal record.
彼女には前科(犯罪歴)がありません。
表現選びのポイント
ニュースや社会的な文脈では、人をラベル貼りする名詞(ex-con など)よりも、a person with a criminal record(前科のある人)のように人を中心にした表現(person-first language)が公平で中立的な言い方として定着しています。

1. 例文で使い方を覚えよう

英語をタップして音読し、ニュアンスと使われる場面を確認しましょう。

例文 1
日常会話・口語
He made mistakes in the past, but he is no longer an active criminal.
彼は過去に過ちを犯しましたが、もはや犯罪者ではありません。
表現のポイント:日常会話や映画などで耳にする ex-con は former convict(元受刑者)の略です。親しみやドラマ性を帯びる反面、やや直接的な響きがあります。
類似表現
The organization helps former inmates find stable jobs.
その団体は元受刑者が安定した仕事を見つけるのを支援しています。
He served his time and returned to society.
彼は刑期を終えて社会に復帰しました。
例文 2
公的手続き・雇用
Applicants must state whether they have a criminal record.
応募者は前科(犯罪経歴)があるかどうかを申告しなければなりません。
表現のポイント:履歴書やビザ申請など、客観的な事実を問う場面では「人」ではなく「前科という経歴(criminal record)」を用います。
類似表現
He has a prior conviction for theft.
彼には窃盗の前科(過去の有罪判決)があります。
She has a clean record.
彼女には前科・前歴がありません(潔白な記録です)。
例文 3
社会的包摂・中立表現
Many programs support people with criminal records in their job search.
多くのプログラムが、前科のある人々の就職活動を支援しています。
表現のポイント:公的な報告書や現代のメディアでは、people with criminal records や formerly incarcerated persons(以前収監されていた人々)という表現が好まれます。
類似表現
Second-chance policies benefit individuals with past convictions.
再挑戦を促す制度は、過去に有罪判決を受けた個人に恩恵をもたらします。

2. 語源と成り立ち:con と convict

ex-con という語の背景を知ると、より深く記憶に残ります。

語句の分解
語源の理解
ex- + convict
かつての + 有罪判決を受けた人(受刑者)
接頭辞 ex- は「元の、前~」を表します(例:ex-president「前大統領」)。convict はラテン語の convincere(完全に論破する、有罪を証明する)に由来し、裁判で有罪が確定した人を意味します。したがって ex-con は「刑期を満了して釈放された人」を指す口語短縮形です。

3. 場面に応じた表現の違い

文脈に合わせて適切な単語を選びましょう。

英語表現 文脈・トーン
ex-con
元受刑者(前科者)
口語的。映画や日常の会話で使われますが、公的・改まった場には不向きです。
former convict
元受刑者
ex-con より標準的な表現。新聞記事や一般的な説明で用いられます。
have a criminal record
前科がある
最も安全で一般的な客観描写。雇用・ビザ手続きなどで標準的に用いられます。
prior conviction
前科/過去の有罪判決
法律用語・裁判報道など、正確な法的事実を述べるときに使われます。
formerly incarcerated person
元受刑者(中立的表現)
近年、偏見を避け人権に配慮した社会政策・学術論文などで推奨される表現です。

語彙・表現リスト

重要な関連単語をまとめました。タップして発音を確認しましょう。

番号 英語 日本語
01
criminal record
犯罪歴、前科
02
prior conviction
過去の有罪判決、前科
03
convict
受刑者、有罪判決を下す
04
inmate
収容者、囚人
05
incarcerate
投獄する、監禁する
06
clean record
潔白な経歴、前科なし
07
serve time
服役する
08
rehabilitation
社会復帰、更生
09
background check
経歴調査、身元確認
10
parole
仮釈放

最後の確認

覚えること
日常会話やフィクションでは ex-con が登場しますが、フォーマルな場や公的手続きでは have a criminal record(前科がある)という事実ベースの表現を用いるのが最も適切です。また、現代の公的対話では person with a criminal record のように、人を尊重した中立的な語彙が主流になっています。

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