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過去問 2026 リーディング 第2問

共通テストリーディングをパラフレーズで解説
共通テスト 英語リーディング 第2問 解説 | OBLECTO
OBLECTO PUBLISHING — 英語読解解説シリーズ
共通テスト 英語リーディング 第2問

パラフレーズが
見抜ければ、長文は解ける!

第2問(配点 12 点)の4問を、パラフレーズ(言い換え)に
着目しながら徹底解説します。
必ず手元に問題用紙をご用意ください。

🔑 パラフレーズとは?
同じ意味を「別の言葉」で言い換えること。
設問・選択肢・本文の「言い換え」を見つけるのが共通テストの核心です。
第2問 配点 12点
問1〜問4 各 3点
解答番号 4・5・6・7
凡例
🔴 赤字=パラフレーズのキーワード
本文英文は著作権配慮のため要旨・言い換えで掲載
手元の問題用紙と照合しながら読んでください
PASSAGE OVERVIEW|本文の概要(著作権に配慮した要旨)
あなたはイギリスの大学に入学予定で、キャンパス寮を検討しています。大学公式サイトに掲載された寮の満足度調査結果(2026年1月5日付・大学管理部より)と、居住者2名(Naoki・Helga)のコメントを読んでいます。

【調査結果の主なポイント】
① 回答率85%は完璧ではないが十分信頼できると管理部が判断 ② 安全と感じる:82%(前回比+5ポイント) ③ 食事がおいしい:73% ④ 食事が健康的:45%(前回比−8ポイント) ⑤ 全体的に満足:90%超

【Naoki のコメント要旨】:多くの日本人学生はホームステイを選ぶが自分は熟考の末キャンパス寮を選択。良い選択だった。同世代の友人ができ、食事は近隣レストランのデリバリーで十分補えた。

【Helga のコメント要旨】:食事は気に入った(量も十分)。問題点は①週末に部外者が自由に出入り、②パーティーの騒音・大声が試験結果を危うくする恐れ、③共用スペースの椅子が背中に悪い
ANSWER 解答番号 4|正解 ①
STEP 1
設問の
キーワード
the administration’s opinion
大学管理部の意見・見解を問う問題です。
⚠️ 重要:問われているのは「事実(fact)」ではなく「意見(opinion)」です。
管理部が「自分たちはこう思う・こう判断する」と述べている部分を探します。
「~%が回答した」は事実の報告、「~と私たちは考える」は意見の表明です。この区別が解法の鍵です。
STEP 2
正解
選択肢
① The findings are reliable because enough residents responded.
① 十分な数の居住者が回答したので、調査結果は信頼できる
キーワード① reliable(信頼できる)、キーワード② enough residents responded(十分な居住者が回答した)。この2点が本文中に管理部の「意見」として書かれているかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
本文(管理部の文書)の要旨:「回答率85%は完璧ではないが、結果を信頼するには十分だと私たちは信じる(we believe it is sufficient for the results to be trusted)。」
we believe(私たちは〜と信じる・考える)」という表現が意見を示す明確なサインです。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢①のキーワード A
reliable
信頼できる
=
本文(管理部の意見)
sufficient for the results to be trusted
結果が信頼されるのに十分だ
選択肢①のキーワード B
enough residents responded
十分な居住者が回答した
=
本文(管理部の意見)
85% responded … we believe it is sufficient
85%が回答→十分と管理部が判断
選択肢①の「reliable(信頼できる)」は、本文の「sufficient for the results to be trusted(結果が信頼されるのに十分)」のパラフレーズです。

enough residents responded(十分な居住者が回答した)」は、本文の「85%が回答し、sufficient(十分)と管理部が判断した」の言い換えです。

そして最重要点:これは「we believe(私たちは信じる)」という管理部自身の意見(opinion)として述べられています。→ 正解は①
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
② The results of the survey are being reported in the year 2026.
「2026年に報告された」というのは客観的な事実(fact)の記述であり、管理部の意見(opinion)ではありません。問いは「opinion」を問うています。×
③ The students should make more effort to have a healthier lifestyle.
本文に「学生が健康的な生活に努力すべき」という記述はありません。管理部は食事改善(サラダ追加)を自ら行うと述べており、学生に努力を求めてはいません。×
④ The survey is conducted annually to improve student services.
本文には「every two years(2年ごと)」に調査を実施すると書かれています。「annually(毎年)」という記述は事実と異なる誤りです。×
ANSWER 解答番号 5|正解 ③
STEP 1
問題の
タイプ
Which is true according to the administration’s report?
本文の内容と一致するものを選ぶ「内容一致問題」です。
各選択肢を本文の具体的な数値・事実と照合します。
本文には複数のパーセンテージと増減(↑↓)が出てきます。数値の方向(上昇か低下か)を正確に読み取ることが鍵です。
STEP 2
正解
選択肢
③ The percentage of respondents saying the food was healthy declined.
③ 食事が健康的だと答えた回答者の割合が低下した
キーワード:healthy(健康的)declined(低下した)。この2点が本文に書かれているかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
本文の要旨:「食事が健康的(healthy)だと答えたのは45%のみで、これは前回の調査から8ポイントの低下(a drop of eight percentage points)だった。」
「健康的」+「前回より下がった」という2点が本文に明記されています。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢③のキーワード
declined
低下した・下がった(動詞)
=
本文(管理部の報告)
a drop of eight percentage points
8ポイントの低下(drop=名詞)
選択肢③の「declined(低下した)」は動詞ですが、本文では「a drop of eight percentage points(8ポイントの低下)」と名詞形(drop)で書かれています。
drop(名詞)= decline(動詞):どちらも「下がる・低下する」を意味します。これが今回のパラフレーズです。

本文には「食事が健康的(healthy)と答えた割合が45%で、前回より8ポイント低下した」と明記されており、選択肢③の内容と完全一致します。→ 正解は③
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
① Most respondents said food at campus accommodation was not tasty.
本文では「73%が食事はおいしい(delicious)と回答」。73%は「大多数(Most)」にあたりますが、内容は「おいしい」であり「おいしくない(not tasty)」ではありません。事実と正反対。×
② Most respondents were dissatisfied with campus accommodation.
本文には「90%超が全体として満足(satisfied)」と書かれています。「dissatisfied(不満)」は事実と正反対。×
④ The percentage of respondents who felt security was good decreased.
本文では安全と感じる割合は「前回より5ポイント上昇(up five percentage points)した」とあります。「decreased(低下した)」は事実と逆。上昇したのに低下したと言っている誤りです。×
ANSWER 解答番号 6|正解 ④
STEP 1
設問の
ポイント
best reflects Naoki’s comment
Naoki のコメントを最もよく反映している選択肢を選ぶ。
Naoki のコメント全体の「趣旨・主旨」をつかむことが大切です。
Naoki は何を一番伝えたいのか?→ コメントの核心を読み取り、各選択肢と照合します。
細部の事実だけでなく、コメント全体が肯定的か否定的かも判断材料になります。
STEP 2
正解
選択肢
④ He was satisfied with his decision to stay in campus accommodation.
④ 彼はキャンパス寮に滞在した決断に満足していた
キーワード:satisfied(満足していた)decision(決断)。これらが Naoki の発言内容と一致するか確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
Naoki のコメントの要旨:「よく考えた末にキャンパス寮を選んだ(thought it over and finally decided on campus accommodation)。それは良い選択だった(It was a good choice)。同世代の友人ができ、食事は近くのレストランのデリバリーで補えた。」
良い選択だった(good choice)」という表現が Naoki の満足感(=satisfied)を示しています。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢④のキーワード A
satisfied with his decision
自分の決断に満足していた
=
本文(Naoki のコメント)
It was a good choice
良い選択だった(=満足している)
選択肢④のキーワード B
decision to stay in campus accommodation
キャンパス寮を選ぶ決断
=
本文(Naoki のコメント)
thought it over and finally decided on campus accommodation
よく考えた末にキャンパス寮を選んだ
選択肢④の「satisfied with his decision(決断に満足していた)」は、本文の「It was a good choice(良い選択だった)」のパラフレーズです。
「good choice(良い選択)」という評価=「satisfied(満足している)」という感情の言い換えです。

decision(決断)」は本文の「thought it over and finally decided(よく考えた末に決めた)」の言い換えです。

Naoki のコメント全体が「キャンパス寮を選んで良かった」というポジティブな評価になっています。→ 正解は④
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
① He believed most Japanese students avoid choosing a homestay.
本文の Naoki の発言は「Most Japanese students tend to choose a homestay(ほとんどの日本人学生はホームステイを選びがちだ)」。選択肢①は「ホームステイを避ける(avoid)」と意味が逆になっています。×
② He disliked the option of using deliveries from local restaurants.
本文では近くのレストランからのデリバリーを「excellent alternative(素晴らしい代替手段)」と表現しています。「disliked(嫌いだった)」は事実と正反対。×
③ He doubted the strength of the relationship with friends he had made.
本文では「lasting friends(長続きする友人)ができた」と書かれています。「doubted the strength(関係の強さを疑った)」は事実と正反対。×
ANSWER 解答番号 7|正解 ②
STEP 1
設問の
ポイント
Based on Helga’s comment, what can be said?
Helga のコメントから言えること・推論できることを選ぶ問題です。
Helga が指摘した問題点を整理します:
① 週末に部外者が自由に出入りできる(セキュリティの懸念)
② にぎやかなパーティーや大声が試験結果を危うくするかもしれない
③ 共用スペースの椅子が背中を痛める
食事については「気に入った・好きなだけ食べられた」と肯定的です。
STEP 2
正解
選択肢
Noise there might interfere with your studies.
② そこでの騒音学習の妨げになるかもしれない。
キーワード:Noise(騒音)interfere with your studies(学習を妨げる)。これらが Helga の発言のパラフレーズになっているかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
Helga のコメントの要旨:「lively parties and loud voices(にぎやかなパーティーや大声)put your exam results in danger(試験結果を危うくするかもしれない)。」
試験結果を危うくする(exam results in danger)」と「学習を妨げる(interfere with studies)」がどうつながるかを理解することがこの問いの決め手です。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表(2段階)
選択肢②のキーワード A
Noise
騒音
=
本文(Helga のコメント)
lively parties and loud voices
にぎやかなパーティーや大声(=騒音)
選択肢②のキーワード B
interfere with your studies
学習を妨げる
=
本文(Helga のコメント)
put your exam results in danger
試験結果を危うくする(→学習が妨げられる結果)
選択肢②の「Noise(騒音)」は、本文の「lively parties and loud voices(にぎやかなパーティーや大声)」のパラフレーズです。

interfere with your studies(学習を妨げる)」は、本文の「put your exam results in danger(試験結果を危うくする)」のパラフレーズです。
「試験結果が危うくなる」=「勉強に集中できない=学習の妨げになる」という2段階の推論が必要なポイントです。

この2つのパラフレーズを見抜けるかどうかが、この問いの決め手です。→ 正解は②
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
① It provides comfortable common areas for residents.
Helga は共用スペースの椅子について「the chairs in the shared meeting places will hurt your back(共用スペースの椅子は背中を痛める)」と不満を述べています。「comfortable(快適な)」は事実と正反対。×
③ Servings of food in the dining hall are too small.
Helga は食事について「I could eat as much as I liked(好きなだけ食べられた)」と述べており、量が十分であることを示しています。「too small(少なすぎる)」という記述はなく、むしろ逆の内容。×
④ The security there is a strong point for residents.
Helga は「non-residents could freely come and go on weekends(週末に部外者が自由に出入りできる)」ことを「big concern(大きな懸念点)」として挙げています。セキュリティは弱点として指摘されており、「strong point(強み)」は事実と逆。×


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