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0033 補語の種類

英文法 総合解説
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「補語の種類」を完全攻略

大学入試で必須となる定義・主格補語・目的格補語・識別法を徹底解説

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まず全体のルールと全体像

「補語(Complement)」とは、主語または目的語が「何であるか」「どのような状態であるか」を説明し、それと=(イコール)の関係で結びつく語句のことです。補語には、主語を説明する「主格補語」と、目的語を説明する「目的格補語」の2種類があります。大学入試では、補語になる品詞の種類、補語をとる動詞、そして補語と目的語(または副詞句)の識別が頻出のポイントです。

主格補語(Subject Complement)
S + V + C(S = C)
第2文型(SVC)で主語を説明する補語
目的格補語(Object Complement)
S + V + O + C(O = C)
第5文型(SVOC)で目的語を説明する補語
補語になれる語句
Noun / Adjective / Infinitive / Participle
名詞・形容詞・不定詞・分詞など
補語と目的語の違い
C = / O ≠
補語は主語・目的語とイコール関係になる点が最大の違い

1) 補語(Complement)とは何か

補語とは、主語(S)や目的語(O)がどのような「もの」であるか、どのような「状態」であるかを補って説明する語句です。補語の最大の特徴は、補語が説明する対象(主語または目的語)と「=(イコール)」の関係が成り立つという点にあります。これに対して目的語は、動作の対象を表すだけで、主語や他の要素とイコール関係にはなりません。

例文 1
補語と目的語の違い
She is a doctor. She loves her job.
彼女は医者です。彼女は自分の仕事を愛している。
ポイント:
a doctorShe を説明しており、She = a doctor の関係が成立するので補語(C)である。
her jobShe とイコール関係にならず、loves という動作の対象を表しているだけなので目的語(O)である。

2) 主格補語(Subject Complement):第2文型 SVC

主格補語は、主語(S)の性質・状態・種類などを説明する補語で、「S=C」の関係が成立します。第2文型(SVC)を作る動詞は、大きく「①状態のbe動詞」「②変化を表す動詞」「③五感・様子を表す動詞」「④継続を表す動詞」の4グループに分類できます。

① be動詞・状態を表す動詞

例文 2
be動詞+補語
This problem is difficult, and the answer is a mystery.
この問題は難しく、答えは謎である。
ポイント:
・補語には形容詞(difficult)だけでなく、名詞(a mystery)もなれる。
This problem = difficultthe answer = a mystery というイコール関係が成立している。

② 変化を表す動詞(become型)

例文 3
変化のSVC動詞
The leaves turned red, and the sky grew dark.
木の葉は赤くなり、空は暗くなった。
大学入試必須の「変化」を表すSVC動詞:
become(〜になる:最も一般的)
get(〜になる:口語で頻出。get dark, get angry など)
turn(〜に変わる:色・季節の変化。turn red, turn pale)
grow(徐々に〜になる:grow dark, grow old)
go(〜になる:主に悪い変化。go bad, go blind)
fall(〜の状態に陥る:fall asleep, fall ill)
come(〜になる:良い変化。come true)
run(〜になる:run short, run dry)

③ 五感・様子を表す動詞

例文 4
知覚・様子のSVC動詞
This cake looks delicious and tastes sweet, but it smells strange.
このケーキは美味しそうに見え、甘い味がするが、変な匂いがする。
ポイント:
look(〜に見える)、seem / appear(〜のようだ)、sound(〜に聞こえる)、taste(〜の味がする)、smell(〜の匂いがする)、feel(〜と感じる)はすべて後ろに形容詞を補語としてとる。
・「〜のように見える」を表す場合、look like + 名詞(likeが必要)と look + 形容詞(likeは不要)の語法の違いが頻出。
seem (to be) + 形容詞 のように、seem/appearはto beを伴うこともある。

④ 状態の継続を表す動詞

例文 5
継続のSVC動詞
He remained silent, and the door stayed open all night.
彼は黙ったままで、ドアは一晩中開いたままだった。
ポイント:
remainstaykeep(自動詞用法)、hold は「〜のままである」という状態の継続を表し、後ろに形容詞の補語をとる。

3) 目的格補語(Object Complement):第5文型 SVOC

目的格補語は、目的語(O)の性質・状態を説明する補語で、「O=C」の関係が成立します。目的格補語になる形は、①名詞、②形容詞、③現在分詞、④過去分詞、⑤原形不定詞、⑥to不定詞の6種類に整理でき、それぞれ相性のよい動詞が決まっています。

① 名詞を補語にとる動詞

例文 6
O=名詞
They named the baby Emma and elected him president.
彼らはその赤ちゃんをエマと名付け、彼を大統領に選んだ。
名詞を目的格補語にとる動詞:
make O C(OをCにする)
call O C(OをCと呼ぶ)
name O C(OをCと名付ける)
elect O C(OをCに選ぶ)
appoint O C(OをCに任命する)
consider O (to be) C(OをCだとみなす)

② 形容詞を補語にとる動詞

例文 7
O=形容詞
The news made her happy, and she found the movie boring.
その知らせは彼女を幸せにし、彼女はその映画をつまらないと感じた。
形容詞を目的格補語にとる主な動詞:
make O C(OをCにする)
keep O C(OをCのままにしておく)
find O C(OがCだとわかる)
leave O C(OをCのままにしておく・放置する)
think O C / consider O C(OをCだと考える)
paint O C(OをC色に塗る)

③ 現在分詞を補語にとる動詞

例文 8
O=現在分詞(能動・進行)
I saw him crossing the street, and I kept the engine running.
私は彼が通りを渡っているのを見た。また、私はエンジンをかけたままにしておいた。
ポイント:
crossing は「彼=渡っている(動作の途中)」という能動・進行の関係を表す。
・知覚動詞(see, hear, feel, watch, notice)は「(進行中の動作を)〜しているのを見る/聞く」という意味で現在分詞を補語にとることができる。
keep O -ing(Oを〜させ続ける)、find O -ing(Oが〜しているのに気づく)、leave O -ing(Oを〜したままにしておく)も頻出。

④ 過去分詞を補語にとる動詞

例文 9
O=過去分詞(受動・完了)
I had my bike stolen, so I got it repaired at the shop.
私は自転車を盗まれたので、店で修理してもらった。
ポイント:
stolen は「自転車=盗まれた」という受動の関係を表す。
have O done:①(人に)〜してもらう ②〜される(被害)
get O done:haveとほぼ同義で、より口語的(完了・依頼のニュアンスが強い)
make O done(O to be understood 等、〜されるようにする)、find O doneleave O done も同じ発想。
・知覚動詞も過去分詞を補語にとる:I heard my name called.(名前が呼ばれるのを聞いた)

⑤ 原形不定詞を補語にとる動詞(使役動詞・知覚動詞)

例文 10
O=原形不定詞
My mother made me clean my room, and I saw him enter the building.
母は私に部屋を掃除させ、私は彼がその建物に入るのを見た。
①使役動詞(原形不定詞をとる):
make O do(Oに強制的に〜させる)
have O do(Oに(当然のこととして)〜してもらう)
let O do(Oが〜するのを許す)

②知覚動詞(原形不定詞をとる:動作の最初から最後まで):
see O dowatch O dohear O dofeel O donotice O do
※現在分詞(-ing)の場合は「動作の途中」、原形不定詞の場合は「動作の一部始終」を表すという違いが入試で問われる。
help は原形不定詞・to不定詞のどちらも可(help O (to) do)。

⑥ to不定詞を補語にとる動詞

例文 11
O=to不定詞
Her parents wanted her to become a doctor and allowed her to study abroad.
彼女の両親は彼女に医者になってほしいと思い、彼女が留学することを許した。
to不定詞を目的格補語にとる主な動詞:
want O to do(Oに〜してほしい)
tell O to do(Oに〜するように言う)
ask O to do(Oに〜するよう頼む)
allow O to do / permit O to do(Oが〜するのを許す)
enable O to do(Oが〜できるようにする)
force O to do / require O to do(Oに〜することを強制する・要求する)
expect O to do(Oが〜することを期待する)
get O to do(Oに〜させる:説得のニュアンス)

4) 補語と目的語・副詞句の識別

大学入試の文法問題や英作文では、ある語句が「補語」なのか「目的語」あるいは単なる「副詞句」なのかを見極める力が問われます。判断の基準は常に「イコール関係が成立するかどうか」です。

例文 12
補語 vs 副詞句
I found the book interesting. I found the book on the desk.
私はその本が面白いと感じた。/私はその本を机の上で見つけた。
ポイント:
・1文目:interestingthe book = interesting の関係が成立するため目的格補語(SVOC)
・2文目:on the desk は場所を表す副詞句であり、the book = on the desk というイコール関係は成立しないため、この文は第3文型(SVO)である。

文法まとめ表

主格補語と目的格補語の文型・イコール関係・代表的な動詞を比較整理しました。

種類 文型 イコール関係 代表的な動詞
主格補語
Subject Complement
第2文型 SVC S = C
be, become, look, seem, remain
目的格補語
Object Complement
第5文型 SVOC O = C
make, call, keep, find, see, have

補語の形の一覧(品詞・形別)

補語になれる語句の形を、主格補語・目的格補語の両方について整理しました。

補語の形 主格補語(SVC)の例 目的格補語(SVOC)の例
名詞
He is a teacher.
They elected him president.
形容詞
She looks tired.
The news made her sad.
現在分詞
The story remains touching.
I saw him running.
過去分詞
He seemed surprised.
I had my wallet stolen.
to不定詞
My dream is to become a doctor.
I want you to help me.
原形不定詞
(主格補語では通例使わない)
Let me go.

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
complement
補語
02
subject complement
主格補語
03
object complement
目的格補語
04
become
〜になる
05
turn
(色・状態が)〜に変わる
06
seem
〜のようだ
07
remain
〜のままである
08
elect
〜を選出する
09
appoint
〜を任命する
10
present participle
現在分詞
11
past participle
過去分詞
12
bare infinitive
原形不定詞
13
causative verb
使役動詞
14
perception verb
知覚動詞
15
enable
〜できるようにする

最後の確認

覚えること
補語(Complement)の最重要ポイントは、次の三つです。

主格補語(Subject Complement) は第2文型(SVC)で S=C の関係を作る。

目的格補語(Object Complement) は第5文型(SVOC)で O=C の関係を作る。

③ 補語は名詞形容詞現在分詞過去分詞to不定詞原形不定詞のいずれかの形をとり、動詞ごとにどの形と結びつくかを正確に覚えておく必要がある。

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