「文型判定のポイント」を完全攻略
大学入試で必須となる5文型の識別法・紛らわしい動詞の判別を徹底解説
まず全体のルールと全体像
英語の文型(sentence pattern)は、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)という4つの文の要素の組み合わせによって、第1文型から第5文型までの5種類に分類されます。並んでいる語の見た目だけで文型を判断してはいけません。動詞の直後にある名詞や形容詞が、主語や目的語と「イコールの関係」にあるかどうかを確認することが、文型判定の最大のポイントです。
1) 文型判定の大原則
同じ形の文でも、動詞の意味によって文型が変わることがあります。文型は語順だけで機械的に決まるのではなく、動詞の直後の要素が主語・目的語に対してどのような意味関係にあるかを見て判断します。まず押さえておくべきは、「補語(C)」と「目的語(O)」の根本的な違いです。
・He turned pale:「He is pale(彼は青白い)」という文が意味的に成立する → pale は主語 He とイコールの関係にある補語(C)。よって第2文型(SVC)。
・he turned the key:「the key is he」は意味が成立しない → the key は主語とイコールではなく、単に動作の対象である目的語(O)。よって第3文型(SVO)。
連結動詞(linking verb)としてよく使われ、補語(C)を取る動詞
| 動詞 | 意味・用法 | 例 |
|---|---|---|
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be
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〜である(状態) |
She is a doctor.
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become
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〜になる(変化) |
He became a teacher.
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get
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〜になる(変化・口語的) |
It got dark.
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turn
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(性質が)〜に変わる |
The leaves turned red.
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grow
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次第に〜になる |
It grew dark.
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go
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(好ましくない状態に)なる |
The milk went bad.
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come
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(好ましい状態に)なる |
His dream came true.
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seem
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〜のように見える、思われる |
She seems happy.
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appear
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〜のように見える |
He appears tired.
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remain
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〜のままである(継続) |
The door remained open.
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stay
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〜のままでいる |
Stay calm.
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keep
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〜のままでいる(継続) |
He kept silent.
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prove
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〜だとわかる |
The rumor proved true.
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feel
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(触って/感じて)〜である |
This cloth feels soft.
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look
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〜に見える(外見) |
You look tired.
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sound
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〜に聞こえる |
That sounds interesting.
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taste
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〜の味がする |
This soup tastes good.
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smell
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〜のにおいがする |
This flower smells sweet.
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2) SVOとSVOOの区別
動詞の後ろに目的語が2つ連続する第4文型(SVOO)は、「人(O1)+もの(O2)」の並びを取り、O1とO2はイコールの関係にはなりません。多くのSVOO動詞は、O2を主語に近い位置へ移動し、前置詞 to または for を使ってSVOの文(第3文型)に書き換えることができます。この書き換えパターンの区別は大学入試で頻出です。
・He gave her a book → He gave a book to her.(to を使う型)
・she made him a cake → She made a cake for him.(for を使う型)
・her と a book、him と a cake はどちらもイコールの関係にないため補語(C)ではなく2つの目的語(O1・O2)である。
入試必須のSVOO動詞(授与動詞)
| 書き換え型 | 該当する動詞 |
|---|---|
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to型
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give, show, tell, teach, lend, send, offer, pay, hand, write, read, promise
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for型
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make, buy, cook, find, get, choose, build, order, sing, leave
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of型
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ask
(ask O1 O2 → ask O2 of O1)
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3) SVOCの判定(イコール・テスト)
第5文型(SVOC)は、目的語(O)と、その後ろにくる要素(C)が「イコールの関係」にある文型です。目的語の直後に be動詞 を補って「O is C」という意味が成立するかどうかを確認するのが、SVOCとSVOOを区別する最も確実な方法です。
・I found the movie interesting:「the movie is interesting」が成立する → the movie = interesting の関係 → 第5文型(SVOC)。
・I found him a good job:「him is a good job」は意味が成立しない → him ≠ a good job(人=仕事ではない)→ 前置詞 for に書き換えられる第4文型(SVOO)。
入試必須のSVOC動詞(名詞・形容詞を補語に取る)
| 動詞 | 意味・用法 | 例 |
|---|---|---|
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make
|
OをCにする |
They made her captain.
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call
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OをCと呼ぶ |
We call him Ken.
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name
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OをCと名付ける |
They named the baby Emma.
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keep
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OをCの状態に保つ |
Keep the door open.
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find
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OがCだとわかる |
I found the test easy.
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think
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OをCだと思う |
I think him honest.
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consider
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OをCだとみなす |
They consider the plan risky.
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believe
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OをCだと信じる |
We believe him innocent.
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leave
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OをCの状態のままにする |
Don’t leave the window open.
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paint
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OをC色に塗る |
He painted the wall white.
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elect
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OをCに選ぶ |
They elected her president.
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知覚動詞(O+原形不定詞/現在分詞/過去分詞)
・see, hear, feel, watch, notice, observe などの知覚動詞は O の後ろに原形不定詞(動作の完了・一部始終)、現在分詞(動作の進行中)、過去分詞(受け身の意味)を補語として取る。
・cross the street(原形)、crossing the street(進行中)、broken(割られた)はいずれも O とイコールに近い意味関係を作る補語。
使役動詞(make / have / let / get)
・make + O + 原形不定詞:強制的に〜させる(made him clean the room)
・have + O + 原形不定詞/過去分詞:〜してもらう/〜される(had her hair cut=髪を切ってもらった)
・let + O + 原形不定詞:〜することを許す(自由にさせる)
・get + O + to不定詞/過去分詞:(説得して)〜してもらう。get のみ原形不定詞ではなくto不定詞を使う点に注意。
O+to不定詞を補語に取る動詞(第5文型)
| 動詞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
|
want
|
Oに〜してほしい |
I want you to come.
|
|
ask
|
Oに〜するよう頼む |
He asked her to help.
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tell
|
Oに〜するよう言う |
I told him to wait.
|
|
allow / enable
|
Oが〜するのを可能にする |
This allows us to save time.
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expect
|
Oが〜すると予期する |
We expect him to succeed.
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|
require / advise / encourage
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Oに〜するよう要求する/助言する/促す |
The teacher advised her to study more.
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4) 自動詞と他動詞の判別(紛らわしい動詞)
文型判定でもう一つ重要なのが、前置詞の有無に関する紛らわしい動詞です。日本語訳につられて誤った前置詞を入れてしまう動詞(前置詞不要の他動詞)と、逆に前置詞が必須の自動詞を正確に区別できるかどうかが、大学入試の文法問題・整序問題で頻出します。
marry(〜と結婚する)、resemble(〜に似ている)、reach(〜に到着する)、approach(〜に近づく)、attend(〜に出席する)、discuss(〜について議論する)、mention(〜について言及する)、enter(〜に入る)、answer(〜に答える)、obey(〜に従う)、accompany(〜に同行する)、contact(〜に連絡する)
arrive at ~ / arrive in ~(〜に到着する)、graduate from ~(〜を卒業する)、object to ~(〜に反対する)、complain about ~(〜について不満を言う)、apologize to A for B(AにBのことで謝る)、agree with ~(〜に同意する)、wait for ~(〜を待つ)、listen to ~(〜を聞く)
文法まとめ表:5文型全体像
5つの文型の構造・成立条件・代表的な動詞を整理しました。文型判定の最終確認に使ってください。
| 文型 | 構造 | 成立条件 | 例文 |
|---|---|---|---|
|
第1文型
SV
|
主語+完全自動詞 | Oも Cもなくても文が成立する |
Birds fly.
|
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第2文型
SVC
|
主語+不完全自動詞+補語 | S = C の関係が成立する |
She is kind.
|
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第3文型
SVO
|
主語+完全他動詞+目的語 | S ≠ O(目的語は動作の対象) |
He plays tennis.
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第4文型
SVOO
|
主語+授与動詞+間接目的語+直接目的語 | O1 ≠ O2(人 ≠ もの) |
He gave her a book.
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第5文型
SVOC
|
主語+不完全他動詞+目的語+補語 | O = C の関係が成立する |
They made her captain.
|
語彙リスト(出現順)
本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。
| 番号 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 01 |
sentence pattern
|
文型 |
| 02 |
subject
|
主語 |
| 03 |
verb
|
動詞 |
| 04 |
object
|
目的語 |
| 05 |
complement
|
補語 |
| 06 |
direct object
|
直接目的語 |
| 07 |
indirect object
|
間接目的語 |
| 08 |
transitive verb
|
他動詞 |
| 09 |
intransitive verb
|
自動詞 |
| 10 |
linking verb
|
連結動詞(不完全自動詞) |
| 11 |
dative verb
|
授与動詞 |
| 12 |
perception verb
|
知覚動詞 |
| 13 |
causative verb
|
使役動詞 |
| 14 |
bare infinitive
|
原形不定詞 |
| 15 |
present participle
|
現在分詞 |
| 16 |
past participle
|
過去分詞 |
最後の確認
① 動詞の直後の要素が主語(または目的語)とイコールの関係にあれば補語(C)、イコールでなければ目的語(O)である。
② 目的語が2つ連続する場合は、O1(人)とO2(もの)がイコールでないことを確認すれば第4文型(SVOO)と判定できる。
③ 知覚動詞・使役動詞は、O のあとに原形不定詞・現在分詞・過去分詞のいずれかを補語として取り、第5文型(SVOC)を作る。

