OBLECTO PUBLISHING — 英語読解解説シリーズ
パラフレーズが
共通テスト 英語リーディング 第3問
パラフレーズが
見抜ければ、長文は解ける!
第3問(配点 9 点)の3問を、パラフレーズ(言い換え)に
着目しながら徹底解説します。
必ず手元に問題用紙をご用意ください。
🔑 パラフレーズとは?
同じ意味を「別の言葉」で言い換えること。
設問・選択肢・本文(絵・図)の「言い換え」を見つけるのが共通テストの核心です。
同じ意味を「別の言葉」で言い換えること。
設問・選択肢・本文(絵・図)の「言い換え」を見つけるのが共通テストの核心です。
凡例
🔴 赤字=パラフレーズのキーワード
本文英文は著作権配慮のため掲載なし
【絵】=問題中の挿絵、【picture】=英語解説内で絵を指す場合
手元の問題用紙と照合しながら読んでください
PASSAGE OVERVIEW|本文の概要(著作権に配慮した要旨)
英語の先生が「次の授業までに読んでおくこと」と指示した短編ストーリー「The Bug Cup」。
問題の冒頭には【絵】:あぐらをかいて目を閉じ、瞑想しているような人物のイラストが描かれています。この絵は本文の内容——ワークショップでの瞑想体験——を視覚的に示しています。
【ストーリーの要旨】
① 語り手(=主人公、「筆者」)と高校のクラスメートが、思考・感情をコントロールする方法を学ぶための特別ワークショップに参加した。
② ワークショップへの参加は、父親の勧めによるもの。父は「心の集中・ストレス軽減・成績向上に役立つかもしれない」と言った。友人は自分にも役立つか試しにきた。
③ セッション中、小さな虫が飛んできて主人公の右耳に近づいた。手で払いたかったが動いてはいけない決まりだった。
④ 主人公が目を開けると、インストラクターがカップとハガキを使って虫を捕まえ、窓の外へ逃がした。
⑤ セッション後、インストラクターが主人公に近づき言った:「The bug cup always works. Having a warm heart for all creatures is one of the keys to a peaceful mind.」
⑥ 主人公は「ワークショップで集中力や成績が上がるかはまだわからないが、あのバグカップの体験から大切なことを学んだ」と締めくくった。
問題の冒頭には【絵】:あぐらをかいて目を閉じ、瞑想しているような人物のイラストが描かれています。この絵は本文の内容——ワークショップでの瞑想体験——を視覚的に示しています。
【ストーリーの要旨】
① 語り手(=主人公、「筆者」)と高校のクラスメートが、思考・感情をコントロールする方法を学ぶための特別ワークショップに参加した。
② ワークショップへの参加は、父親の勧めによるもの。父は「心の集中・ストレス軽減・成績向上に役立つかもしれない」と言った。友人は自分にも役立つか試しにきた。
③ セッション中、小さな虫が飛んできて主人公の右耳に近づいた。手で払いたかったが動いてはいけない決まりだった。
④ 主人公が目を開けると、インストラクターがカップとハガキを使って虫を捕まえ、窓の外へ逃がした。
⑤ セッション後、インストラクターが主人公に近づき言った:「The bug cup always works. Having a warm heart for all creatures is one of the keys to a peaceful mind.」
⑥ 主人公は「ワークショップで集中力や成績が上がるかはまだわからないが、あのバグカップの体験から大切なことを学んだ」と締めくくった。
01
QUESTION 1 / 問1 | 解答番号 8
The author joined the workshop because 8 .
筆者がワークショップに参加したのはなぜか? 解答番号 8 に入るものを選べ。
正解② 3点
STEP 1
設問の
キーワード
キーワード
The author joined the workshop because ___
筆者がワークショップに参加した理由・きっかけを問う問題です。
「because(なぜなら)」という接続詞が示すとおり、参加の動機・理由を本文から探します。
本文の第1段落に「誰に・何をきっかけに参加したか」が直接書かれています。まずそこを確認しましょう。
本文の第1段落に「誰に・何をきっかけに参加したか」が直接書かれています。まずそこを確認しましょう。
STEP 2
正解
選択肢
選択肢
② a family member suggested it
② 家族の一員がそれを勧めた(から)
キーワード①:family member(家族の一員)
キーワード②:suggested(勧めた)
この2語が本文中の表現のパラフレーズになっているかを確認します。
キーワード②:suggested(勧めた)
この2語が本文中の表現のパラフレーズになっているかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
根拠箇所
本文(第1段落)の要旨:「My father had recommended it to me.(私の父がそれを私に勧めた。)」
本文には「father(父)」が「recommended(勧めた)」とあります。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
選択肢②のキーワード A
a family member
家族の一員
=
本文(第1段落)
My father
私の父 → 父は家族の一員
選択肢②のキーワード B
suggested
勧めた(動詞)
=
本文(第1段落)
recommended
勧めた(動詞)
選択肢②の「a family member(家族の一員)」は、本文の「My father(私の父)」のパラフレーズです。
父(father)は家族の一員(family member)です。具体的な「father」が、より広い言葉「family member」に言い換えられています。
また、「suggested(勧めた)」は、本文の「recommended(勧めた・推薦した)」のパラフレーズです。
suggest と recommend はほぼ同じ意味:どちらも「(誰かに何かを)勧める」という意味を持つ動詞です。
この2組のパラフレーズを見抜くのが、この問いの解法です。→ 正解は②
父(father)は家族の一員(family member)です。具体的な「father」が、より広い言葉「family member」に言い換えられています。
また、「suggested(勧めた)」は、本文の「recommended(勧めた・推薦した)」のパラフレーズです。
suggest と recommend はほぼ同じ意味:どちらも「(誰かに何かを)勧める」という意味を持つ動詞です。
この2組のパラフレーズを見抜くのが、この問いの解法です。→ 正解は②
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
①
① a classmate encouraged him to
クラスメートは「一緒に参加した」人物です。本文にクラスメートが「encouraged(勧めた・励ました)」という記述はありません。勧めたのはクラスメートではなく父(father)です。×
③
③ his father signed him up
本文では父が「recommended(勧めた)」とあるのみです。「signed him up(申し込み手続きをした)」という行動を父がしたとは書かれていません。サインアップしたのは筆者自身です(”I had signed up for this special workshop”)。×
④
④ his friend got good grades
友人はワークショップが自分にも役立つか「試しに来た(to see if it could help him, too)」とあるだけで、「友人が良い成績を取ったから」という記述は本文にありません。×
02
QUESTION 2 / 問2 | 解答番号 9・10・11・12(完答で3点)
Choose four out of the five options ①〜⑤ and put them in the order they appeared in the story.
①〜⑤の選択肢のうち4つを選び、ストーリーに登場した順番に並べ替えよ。
正解②→③→⑤→① 3点(完答)
STEP 1
問題の
タイプ
タイプ
Put them in the order they appeared in the story
ストーリーに登場した順番に並べ替える「時系列整序問題」です。
① 〜 ⑤ の各選択肢が本文のどの場面に対応するかを確認します。
また「5つの中から4つを選ぶ」ため、どれか1つは本文に書かれていない・または内容が違う選択肢を除外しなければなりません。
まず全選択肢の内容を本文と照合することが先決です。
また「5つの中から4つを選ぶ」ため、どれか1つは本文に書かれていない・または内容が違う選択肢を除外しなければなりません。
まず全選択肢の内容を本文と照合することが先決です。
STORY ORDER|ストーリーの時系列と選択肢の対応
②
筆者が
不快な音に気づいた
不快な音に気づいた
→
③
虫が
筆者から飛び去った
筆者から飛び去った
→
⑤
インストラクターが
虫を逃がした
虫を逃がした
→
①
筆者が
大切な教訓を学んだ
大切な教訓を学んだ
④
【除外】
インストラクターが
手で虫を捕まえた
インストラクターが
手で虫を捕まえた
④が除外される理由:選択肢④は「The instructor caught the bug in her hand.(インストラクターが手で虫を捕まえた)」ですが、本文では「She took a cup and a postcard … and trapped the bug in the cup(カップとハガキを使って虫を捕まえた)」と書かれています。使ったのは手ではなくカップでした。これが本文と食い違う事実です。→ 除外
↕ PARAPHRASE 言い換え対応(各選択肢)
PARAPHRASE CHECK|各正解選択肢と本文の対応
選択肢 ②(9番目=1番め)
The author was aware of an annoying noise.
筆者がうるさい音に気づいた
=
本文の表現
I heard a faint buzzing sound … It flew very close to my right ear and almost went in it!
かすかなブンブン音が聞こえた→耳のすぐそばまで飛んできた
選択肢 ③(10番目=2番め)
The insect flew away from the author.
虫が筆者から飛び去った
=
本文の表現
the bug flew off toward the instructor
虫はインストラクターの方へ飛んでいった(=筆者から離れた)
選択肢 ⑤(11番目=3番め)
The instructor released the insect.
インストラクターが虫を逃がした
=
本文の表現
She walked to the window, opened it, and let the insect fly out.
窓を開けて虫を外へ飛ばした(=解放した)
選択肢 ①(12番目=4番め)
The author learned a valuable lesson.
筆者が大切な教訓を学んだ
=
本文の表現
I did learn something important from that bug cup experience.
バグカップの体験から大切なことを学んだ
② annoying noise = faint buzzing sound(うるさい音=かすかなブンブン音)
虫のブンブンという音は「不快な・うるさい音」です。
③ flew away from the author = flew off toward the instructor
「筆者から離れて飛んでいった」と「インストラクターの方へ飛んでいった」は同じ出来事の別角度の言い換えです。
⑤ released = let the insect fly out(解放した=飛ばした)
「release(解放する)」は「let … fly out(飛ばす・外に出す)」のパラフレーズです。
① learned a valuable lesson = did learn something important
「valuable(価値のある)lesson(教訓)」と「something important(大切なこと)」は同義の言い換えです。
④が除外される理由:選択肢④の “in her hand”(手で)が本文の “in the cup”(カップで)と食い違います。カップを使ったという事実が④を排除する根拠です。
虫のブンブンという音は「不快な・うるさい音」です。
③ flew away from the author = flew off toward the instructor
「筆者から離れて飛んでいった」と「インストラクターの方へ飛んでいった」は同じ出来事の別角度の言い換えです。
⑤ released = let the insect fly out(解放した=飛ばした)
「release(解放する)」は「let … fly out(飛ばす・外に出す)」のパラフレーズです。
① learned a valuable lesson = did learn something important
「valuable(価値のある)lesson(教訓)」と「something important(大切なこと)」は同義の言い換えです。
④が除外される理由:選択肢④の “in her hand”(手で)が本文の “in the cup”(カップで)と食い違います。カップを使ったという事実が④を排除する根拠です。
03
QUESTION 3 / 問3 | 解答番号 13
From the instructor, the author most likely understood the importance of being 13 to all living things.
インストラクターから、筆者はすべての生き物に対してどうあることの大切さを学んだか?
正解④ 3点
STEP 1
設問の
キーワード
キーワード
being ___ to all living things
すべての生き物に対して「どうあること」かを問う問題です。
選択肢は形容詞が4つ:① attractive(魅力的な)、② cruel(残酷な)、③ strict(厳しい)、④ tender(優しい・温かい)
インストラクターがセッション後に述べた言葉の中に、「すべての生き物への接し方」に関するキーワードがあります。その表現を見つけましょう。
インストラクターがセッション後に述べた言葉の中に、「すべての生き物への接し方」に関するキーワードがあります。その表現を見つけましょう。
STEP 2
正解
選択肢
選択肢
④ tender
④ tender(優しい・温かみのある・思いやりがある)
「tender」は人や生き物に対して「優しく・温かく・思いやりをもって接する」という意味の形容詞です。
これがインストラクターの言葉のどの表現と対応するかを確認します。
これがインストラクターの言葉のどの表現と対応するかを確認します。
STEP 3
本文の
根拠箇所
根拠箇所
インストラクターの言葉(本文から):“Having a warm heart for all creatures is one of the keys to a peaceful mind.”
すべての生き物(all creatures)に対して温かい心(a warm heart)を持つことが、心の平和の鍵のひとつだ。
↕ PARAPHRASE 言い換え対応
PARAPHRASE CHECK|パラフレーズ対応表
設問のキーワード A
all living things
すべての生き物
=
本文(インストラクターの言葉)
all creatures
すべての生き物(creature=生き物)
正解選択肢④のキーワード
tender
優しい・温かい・思いやりのある
=
本文(インストラクターの言葉)
having a warm heart
温かい心を持つ(warm heart=tender)
設問の「all living things(すべての生き物)」は、本文の「all creatures(すべての生き物)」のパラフレーズです。
living things(生きているもの)と creatures(生き物)はほぼ同義です。
正解④「tender(優しい・温かい)」は、本文の「having a warm heart(温かい心を持つ)」のパラフレーズです。
「warm heart(温かい心)= tender(優しい・思いやりのある)」という言い換えがこの問いの核心です。
インストラクターは虫を殺さず、丁寧にカップで捕まえて窓の外へ逃がしました。その行動が「すべての生き物への温かい心(warm heart)」を体現しており、筆者はそこから「tender(優しく・思いやりを持って接すること)」の大切さを学んだのです。→ 正解は④
living things(生きているもの)と creatures(生き物)はほぼ同義です。
正解④「tender(優しい・温かい)」は、本文の「having a warm heart(温かい心を持つ)」のパラフレーズです。
「warm heart(温かい心)= tender(優しい・思いやりのある)」という言い換えがこの問いの核心です。
インストラクターは虫を殺さず、丁寧にカップで捕まえて窓の外へ逃がしました。その行動が「すべての生き物への温かい心(warm heart)」を体現しており、筆者はそこから「tender(優しく・思いやりを持って接すること)」の大切さを学んだのです。→ 正解は④
WHY WRONG|他の選択肢が×の理由
①
① attractive(魅力的な)
本文・インストラクターの言葉に「魅力的である(attractive)」という概念は登場しません。「生き物に対して魅力的であること」という文脈もありません。×
②
② cruel(残酷な)
インストラクターの教えは「warm heart(温かい心)を持つこと」であり、「cruel(残酷な)」は正反対の意味です。インストラクターは虫を殺さず逃がしました。×
③
③ strict(厳しい)
本文・インストラクターの言葉に「厳しくあること(strict)」という内容はありません。インストラクターは穏やかに(softly)行動しており、厳しさとは正反対の態度でした。×


