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0011 SVOなどの基本語順

英文法 総合解説
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SVOなどの基本語順(英語の5文型)を完全攻略

大学入試で必須の語順パターン・自動詞と他動詞・CとOの見分け方を徹底解説

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基本語順と5文型の全体像

英語は日本語と異なり、「語順」がそのまま「意味」を決定する言語です。英文の骨組みは、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)の組み合わせによる5つのパターン(基本5文型)に集約されます。修飾語(M)は骨組みに含まれません。

S・V・O・C の定義
Subject, Verb, Object, Complement
S=主語(名詞)/V=動詞/O=目的語(名詞)/C=補語(名詞・形容詞)
M(修飾語:Modifier)は除外
Adverbs and Prepositional Phrases
副詞や「前置詞+名詞」などの修飾語(M)は、文型判定の要素にカウントしない
C(補語)の重要ルール
S equals C, or O equals C
補語(C)は主語や目的語の状態・正体を説明する(S = C または O = C)
O(目的語)の重要ルール
S does not equal O
目的語(O)は動詞の動作対象を表し、主語とはイコールにならない(S ≠ O)

1) 英文を構成する4つの主要要素(S・V・O・C)と修飾語(M)

すべての英文は以下の要素で成り立っています。文型を見極める第一歩は、名詞や動詞が文の中でどの役割を果たしているかを正しく把握することです。

要素 英語名 品詞 役割と特徴
S
主語
Subject
名詞・代名詞 「〜は、〜が」に該当する動作の主体。
V
動詞
Verb
動詞 動作や状態を表す。文の中心となる要素。
O
目的語
Object
名詞・代名詞 他動詞の動作の対象(「〜を、〜に」)。S ≠ O の関係が成り立つ。
C
補語
Complement
名詞・形容詞 主語や目的語を補足説明する。S = C(第2文型)または O = C(第5文型)が成り立つ。
M
修飾語
Modifier
副詞・前置詞句など 時・場所・態様などを説明する。主要要素ではないため文型数からは除外する。

2) 英語の基本5文型(SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC)

① 第1文型:SV(完全自動詞)

主語と動詞だけで文が完結します。後ろに「前置詞+名詞」や副詞などの修飾語(M)が続くことが非常に多いのが特徴です。

例文 1
第1文型 (SV + M)
The sun rises in the east.
太陽は東から昇る。
文の構造:
The sun [S] + rises [V] + in the east [M]
in the east は前置詞句(M)なので文型要素になりません。動詞 rise は目的語を必要としない完全自動詞です。

② 第2文型:SVC(不完全自動詞)

主語の状態や変化を表します。必ず S = C(主語 = 補語)の関係が成立します。

例文 2
第2文型 (SVC)
She became a famous doctor.
彼女は有名な医師になった。
文の構造:
She [S] + became [V] + a famous doctor [C]
※「彼女(She)= 有名な医師(a famous doctor)」の S = C が成り立ちます。
代表的な第2文型動詞:
・状態の継続:be, keep, remain, stay
・状態の変化:become, get, turn, grow, go, come
・知覚・感覚:look, seem, appear, sound, smell, taste, feel

③ 第3文型:SVO(完全他動詞)

動作が直接対象におよぶ構造です。主語と目的語は一致しません(S ≠ O)。

例文 3
第3文型 (SVO)
He played guitar in the room.
彼は部屋でギターを弾いた。
文の構造:
He [S] + played [V] + guitar [O] + in the room [M]
※「彼(He)≠ ギター(guitar)」なので guitar は目的語(O)となります。play は他動詞です。

④ 第4文型:SVOO(授与動詞)

動詞の後ろに目的語が2つ続き、「Sは O₁(人)に O₂(物)を与える」という意味を作ります。O₁ ≠ O₂ です。

例文 4
第4文型 (SVOO) と書き換え
My uncle gave me a new watch.
叔父は私に新しい腕時計をくれた。
文の構造:
My uncle [S] + gave [V] + me [O₁: 人] + a new watch [O₂: 物]
※「私(me)≠ 腕時計(a new watch)」です。

第3文型 (SVO + 前置詞 + 名詞) への書き換え(超重要):
to を使う動詞(「相手」へ到達・移動する): give, send, show, tell, teach, pay, lend, pass
  → My uncle gave a new watch to me.
for を使う動詞(相手のために「調達・用意」する): buy, make, cook, find, choose, get
  → My father bought a bike for me.
of を使う動詞: ask
  → He asked a question of me.

⑤ 第5文型:SVOC(不完全他動詞)

目的語(O)とその状態・関係を表す補語(C)をとる構造です。必ず O = C(目的語 = 補語)、あるいは「OがCする」という**主語と動詞(ネクサス)の関係**が成立します。

例文 5
第5文型 (SVOC)
Call me Ishmael. / The news made her sad.
私をイシュメールとお呼びください。 / そのニュースは彼女を悲しませた。
文の構造:
The news [S] + made [V] + her [O] + sad [C]
※「彼女(her)= 悲しい(sad)」の O = C が成り立ちます。

大学入試必須の第5文型動詞グループ:
・「OをCにする」: make, leave, keep, paint, drive
・「OをCと呼ぶ・名付ける」: call, name
・「OをCと思う・みなす」: think, find, consider, believe
・「OをCに選ぶ」: elect, choose

3) 大学入試で超重要な「自動詞」と「他動詞」の区別

大学入試で極めて高頻度で狙われるのが、自動詞(前置詞が必要)と他動詞(前置詞が不要で直後に目的語が来る)の識別問題です。

例文 6
自他動詞のミスしやすいパターン
We discussed the problem for hours. / She married a lawyer last year.
私たちはその問題について何時間も話し合った。 / 彼女は昨年弁護士と結婚した。
誤答防止チェック(入試必修):
日本語の意味に引っ張られて前置詞をつけてしまいがちですが、これらは他動詞なので前置詞は不要です。
分類 大学入試最頻出の動詞 注意すべきポイント(間違いやすい誤用)
誤用しやすい他動詞
(前置詞不要・直後にO)
discuss

(〜について話し合う)

marry

(〜と結婚する)

reach

(〜に到着する)

resemble

(〜に似ている)

attend

(〜に出席する)

approach

(〜に近づく)

mention

(〜について言及する)


discuss about → 〇 discuss
marry with → 〇 marry
reach to → 〇 reach
resemble with → 〇 resemble
attend to (出席の意味で) → 〇 attend
間違えやすい自動詞
(目的語に前置詞が必要)
apologize

(AにBのことで謝罪する)

complain

(〜について文句を言う)

object

(〜に反対する)

graduate

(〜を卒業する)

arrive

(〜に到着する)


apologize A → 〇 apologize to A
complain the result → 〇 complain about
object the plan → 〇 object to
graduate high school → 〇 graduate from

紛らわしい「横たわる・横たえる(lie / lay)」と「上がる・上げる(rise / raise)」の活用表

自動詞と他動詞の最難関・超頻出項目です。原形・過去形・過去分詞形・ing形を正確に暗記しましょう。

動詞 意味 原形 過去形 過去分詞形 現在分詞(-ing)
lie (自)
横たわる、ある
lie
lay
lain
lying
lay (他)
〜を横たえる、置く
lay
laid
laid
laying
rise (自)
上がる、昇る
rise
rose
risen
rising
raise (他)
〜を上げる、育てる
raise
raised
raised
raising

4) 同一動詞による文型変化と意味の違い

多くの英語の動詞は、とる文型(SV, SVC, SVO…)によって意味が大きく変化します。文型から文脈の意味を正しく見破る力をつけましょう。

動詞 文型 意味 例文
run
第1文型 (SV) 走る、通っている
The river runs into the sea.
その川は海へ流れている。
第2文型 (SVC) 〜になる(悪化など)
The milk ran sour.
牛乳が酸っぱくなった(腐った)。
第3文型 (SVO) 〜を経営する・運営する
She runs a small hotel.
彼女は小さなホテルを経営している。
leave
第1文型 (SV) 出発する
The train leaves at ten.
電車は10時に出発する。
第3文型 (SVO) 〜を去る、〜を置き忘れる
I left my umbrella on the bus.
バスに傘を置き忘れた。
第5文型 (SVOC) OをCの状態にしておく
Don’t leave the door open.
ドアを開けっぱなしにしてはいけない。

文法まとめ表

5文型の構造、イコール関係の有無、および意味の捉え方を整理しました。

文型 要素の構造 イコール・意味関係 代表的な動詞の例
第1文型
S + V (+ M)
完全自立の動作・存在
go, come, live, rise, run
第2文型
S + V + C
S = C (主語の補足・状態)
be, become, look, seem, remain
第3文型
S + V + O
S ≠ O (動作の対象)
have, play, like, discuss, marry
第4文型
S + V + O₁ + O₂
O₁(人)に O₂(物)を「与える」
give, buy, send, show, teach
第5文型
S + V + O + C
O = C (目的語の補足・結果)
make, call, name, keep, find

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・文法用語です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
Subject
主語 (S)
02
Verb
動詞 (V)
03
Object
目的語 (O)
04
Complement
補語 (C)
05
Modifier
修飾語 (M)
06
intransitive verb
自動詞
07
transitive verb
他動詞
08
discuss
〜について話し合う
09
resemble
〜に似ている
10
apologize
謝罪する
11
complain
文句を言う、愚痴をこぼす
12
lie
横たわる、ある(自動詞)
13
lay
〜を横たえる、置く(他動詞)
14
rise
上がること、昇る(自動詞)
15
raise
〜を上げる、育てる(他動詞)

最後の確認

覚えること
英文の語順を見極める最大のカギは S = C(第2文型)S ≠ O(第3文型) か、そして O = C(第5文型) かどうかを判別することです。また、入試では discussmarry などの 直後に目的語をとる他動詞 と、前置詞が必要な自動詞の識別が命になります。

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