音読速度:×1.0
音読回数:
「前置詞」「接続詞」「感動詞」を完全攻略
大学入試で必須となる定義・識別・コアイメージ・重要表現を徹底解説
赤・紫の英語をタップすると音声が再生されます
まず全体のルールと全体像
前置詞・接続詞・感動詞はいずれも品詞の一種ですが、働きはまったく異なります。前置詞は名詞(相当語句)の前に置かれて句を作り、接続詞は語・句・節を結びつけ、感動詞は文の構造から独立して感情や呼びかけをそのまま表します。入試文法問題の多くは「後ろに何が来るか」で解けるため、まずこの違いを正確に押さえることが出発点になります。
前置詞 (Preposition)
Preposition + Noun (phrase)
後ろに名詞・代名詞・動名詞が続き、場所・時間・手段などの関係を示す
接続詞 (Conjunction)
Conjunction + Subject + Verb
語と語・句と句・節と節をつなぎ、論理関係を作る
感動詞 (Interjection)
Oh! Wow! Alas!
感情や呼びかけを直接表し、文の他の要素と文法的につながらない
識別の合言葉
Noun after it, preposition. Clause after it, conjunction.
空欄の直後が名詞なら前置詞、S+Vの節なら接続詞
1) 前置詞 (Prepositions) の全知識
前置詞は名詞・代名詞・動名詞の前に置かれ、全体で形容詞句または副詞句を作ります。丸暗記ではなく、それぞれの前置詞が持つ「コアイメージ」でとらえることが得点力につながります。
① 時を表す前置詞
例文 1
at / on / in の使い分け
The meeting will start at nine on Monday morning in September.
その会議は9月の月曜の朝、9時に始まる予定だ。
ポイント:
・at:一点のイメージ(時刻 at nine、地点 at the gate)
・on:接触のイメージ(曜日・日付 on Monday、特定の日 on my birthday)
・in:空間・期間を包み込むイメージ(月・季節・年 in September)
・at:一点のイメージ(時刻 at nine、地点 at the gate)
・on:接触のイメージ(曜日・日付 on Monday、特定の日 on my birthday)
・in:空間・期間を包み込むイメージ(月・季節・年 in September)
例文 2
for / during / since / by / until
She has lived in Kyoto for ten years, and during that time she has studied medicine since 2016.
彼女は10年間京都に住んでおり、その間2016年から医学を学んでいる。
ポイント:
・for + 数詞を含む期間(for ten years=10年間)
・during + 特定の期間を表す名詞(during the vacation=休暇中に)
・since + 起点となる時点(現在完了とセットで使われることが多い)
・by:期限までに動作が完了する(Finish it by Friday.)
・until / till:状態や動作がその時点までずっと継続する(Wait until noon.)
・for + 数詞を含む期間(for ten years=10年間)
・during + 特定の期間を表す名詞(during the vacation=休暇中に)
・since + 起点となる時点(現在完了とセットで使われることが多い)
・by:期限までに動作が完了する(Finish it by Friday.)
・until / till:状態や動作がその時点までずっと継続する(Wait until noon.)
② 場所・方向を表す前置詞
| 前置詞 | コアイメージ | 入試頻出例 |
|---|---|---|
|
above
|
接触せず上方に |
above sea level
海抜〜以上で
|
|
over
|
弧を描いて上方を覆う・越える |
a bridge over the river
川にかかる橋
|
|
below
|
基準より下(接触なし) |
below zero
氷点下で
|
|
under
|
真下・影響/進行の下で |
under construction
工事中で
|
|
between
|
(原則2者)の間に |
between A and B
AとBの間に
|
|
among
|
(3者以上)に囲まれて |
popular among young people
若者の間で人気がある
|
|
beside
|
すぐわきに |
sit beside her
彼女のそばに座る
|
|
along
|
細長いものに沿って |
walk along the river
川沿いを歩く
|
|
across
|
面を横切って・向こう側に |
a bridge across the river
川を渡る橋
|
|
through
|
内部・期間を通り抜けて |
through the tunnel
トンネルを通り抜けて
|
|
around
|
周囲をぐるりと |
travel around the world
世界中を旅する
|
|
toward
|
方向のみ(到達は不問) |
walk toward the station
駅の方へ歩く
|
|
from
|
起点・分離・出所 |
be made from grapes
(性質が変化して)ぶどうから作られる
|
|
of
|
所属・所有・材料(性質が残る) |
be made of wood
(材質が残ったまま)木で作られている
|
|
into
|
内部への進入・変化の結果 |
translate into Japanese
日本語に翻訳する
|
|
against
|
対抗・反対・寄りかかる |
against the law
法律に違反して
|
|
beyond
|
範囲・能力を越えて |
beyond description
言葉では言い表せないほどの
|
|
within
|
範囲・時間の内側に |
within a mile
1マイル以内に
|
③ 二語以上からなる群前置詞
複数の語がまとまって1つの前置詞と同じ働きをします。長文読解でも頻出のため、意味と後ろに名詞(相当語句)が来る点を確認しておきましょう。
例文 3
群前置詞のまとまり
Because of the heavy rain, the game was canceled, but we started the meeting in spite of the delay.
大雨のため試合は中止になったが、私たちは遅れにもかかわらず会議を始めた。
入試必須の群前置詞:
・because of ~ / due to ~ / owing to ~(〜のために)
・in spite of ~ / despite ~(〜にもかかわらず)
・instead of ~(〜の代わりに)
・according to ~(〜によれば)
・in addition to ~(〜に加えて)
・in terms of ~(〜の点から言うと)
・by means of ~(〜という手段によって)
・for the sake of ~(〜のために)
・with regard to ~ / regarding ~(〜に関して)
・in case of ~(〜の場合には)
・because of ~ / due to ~ / owing to ~(〜のために)
・in spite of ~ / despite ~(〜にもかかわらず)
・instead of ~(〜の代わりに)
・according to ~(〜によれば)
・in addition to ~(〜に加えて)
・in terms of ~(〜の点から言うと)
・by means of ~(〜という手段によって)
・for the sake of ~(〜のために)
・with regard to ~ / regarding ~(〜に関して)
・in case of ~(〜の場合には)
④ 前置詞の後ろに動詞を置くときの形
例文 4
前置詞+動名詞
I am looking forward to seeing you, and I am used to working late.
あなたに会えるのを楽しみにしているし、私は遅くまで働くのに慣れている。
ポイント:前置詞の後ろに動詞を置く場合は、原形不定詞ではなく必ず動名詞(-ing)になります。入試で狙われる to が前置詞になる重要表現は次の通りです。
・look forward to -ing(〜するのを楽しみにする)
・be used to -ing(〜することに慣れている)
・object to -ing(〜することに反対する)
・when it comes to -ing(〜することとなると)
・contribute to -ing(〜することに貢献する)
※ここでの to は不定詞の to ではなく前置詞であるため、後ろは動名詞になる点が入試の頻出ポイントです。
・look forward to -ing(〜するのを楽しみにする)
・be used to -ing(〜することに慣れている)
・object to -ing(〜することに反対する)
・when it comes to -ing(〜することとなると)
・contribute to -ing(〜することに貢献する)
※ここでの to は不定詞の to ではなく前置詞であるため、後ろは動名詞になる点が入試の頻出ポイントです。
⑤ 前置詞にも接続詞にもなる語
例文 5
後ろの形で判別する
He has worked here since 2018. He has worked here since he graduated.
彼は2018年からここで働いている。彼は卒業してからここで働いている。
ポイント:
・since 2018:後ろが名詞なので前置詞
・since he graduated:後ろがS+Vの節なので接続詞
同じように前置詞・接続詞の両方になりうる語:before、after、until、as
※ for は接続詞として「なぜなら」を表すことがありますが、これは文語的でやや古風な用法であり、現代の会話では because が一般的です。
・since 2018:後ろが名詞なので前置詞
・since he graduated:後ろがS+Vの節なので接続詞
同じように前置詞・接続詞の両方になりうる語:before、after、until、as
※ for は接続詞として「なぜなら」を表すことがありますが、これは文語的でやや古風な用法であり、現代の会話では because が一般的です。
2) 接続詞 (Conjunctions) の全知識
接続詞は大きく「等位接続詞」と「従属接続詞」に分かれます。文法上対等な要素を結ぶのが等位接続詞、主節に対して名詞節や副詞節を作って従属させるのが従属接続詞です。
① 等位接続詞
例文 6
FANBOYS
He was tired, yet he kept studying, for he wanted to pass the exam.
彼は疲れていたが、試験に合格したかったので勉強を続けた。
7つの等位接続詞(FANBOYS): for, and, nor, but, or, yet, so
文法上対等な語・句・節を結び、原則としてカンマの後に置いて2つの独立した文をつなぎます。
文法上対等な語・句・節を結び、原則としてカンマの後に置いて2つの独立した文をつなぎます。
② 相関接続詞
例文 7
対になる接続表現
Not only students but also teachers were surprised, and neither the principal nor the staff knew the reason.
生徒だけでなく先生たちも驚いたし、校長も職員も理由を知らなかった。
入試頻出の相関接続詞:
・both A and B(AもBも両方)
・not A but B(AではなくB)
・not only A but also B(AだけでなくBも、= B as well as A)
・either A or B(AかBのどちらか)
・neither A nor B(AもBもどちらも〜ない)
※ B以下の動詞の人称・数に一致させる点(近接一致の原則)が入試で狙われます。
・both A and B(AもBも両方)
・not A but B(AではなくB)
・not only A but also B(AだけでなくBも、= B as well as A)
・either A or B(AかBのどちらか)
・neither A nor B(AもBもどちらも〜ない)
※ B以下の動詞の人称・数に一致させる点(近接一致の原則)が入試で狙われます。
③ 従属接続詞が作る名詞節
例文 8
that / if / whether
I believe that she is right, but I am not sure whether he will agree.
彼女が正しいと私は信じているが、彼が同意するかどうかは分からない。
ポイント:
・that:「〜ということ」。動詞の目的語・主語・補語になる名詞節を作る。
・if / whether:「〜かどうか」。whether は主語や前置詞の目的語にもなれるが、if は原則として動詞の目的語のみに使う点が識別問題で狙われる。
・that:「〜ということ」。動詞の目的語・主語・補語になる名詞節を作る。
・if / whether:「〜かどうか」。whether は主語や前置詞の目的語にもなれるが、if は原則として動詞の目的語のみに使う点が識別問題で狙われる。
④ 従属接続詞が作る副詞節
例文 9
時・原因・条件・譲歩・目的・結果
Although it was raining, we left as soon as he arrived so that we could catch the train.
雨が降っていたが、電車に間に合うように彼が着くとすぐに私たちは出発した。
時: when, while, before, after, until, as soon as, once, by the time
原因・理由: because, since, as, now that(今や〜なので)
条件: if, unless(〜でない限り), as long as / provided that(〜する限り・という条件で), in case(〜する場合に備えて)
譲歩: though / although(〜だけれども), even if(たとえ〜でも), whereas(〜である一方で・対比)
目的: so that S can / in order that(SがVできるように)
結果: so … that ~(とても…なので〜), such … that ~
原因・理由: because, since, as, now that(今や〜なので)
条件: if, unless(〜でない限り), as long as / provided that(〜する限り・という条件で), in case(〜する場合に備えて)
譲歩: though / although(〜だけれども), even if(たとえ〜でも), whereas(〜である一方で・対比)
目的: so that S can / in order that(SがVできるように)
結果: so … that ~(とても…なので〜), such … that ~
⑤ as の多義性
例文 10
1語で複数の意味を持つ as
As she grew older, she became wiser, and she worked as a teacher, as everyone had expected.
彼女は年を取るにつれて賢くなり、皆が予想していた通り、教師として働いた。
as の主な意味:
・比例「〜するにつれて」:As she grew older
・様態「〜のように、〜通りに」:as everyone had expected
・理由「〜なので」:文頭で軽い理由を表す
・時「〜する時、〜しながら」:同時進行の動作
・前置詞として「〜として」:as a teacher(この as は前置詞であり、後ろは名詞)
・比例「〜するにつれて」:As she grew older
・様態「〜のように、〜通りに」:as everyone had expected
・理由「〜なので」:文頭で軽い理由を表す
・時「〜する時、〜しながら」:同時進行の動作
・前置詞として「〜として」:as a teacher(この as は前置詞であり、後ろは名詞)
⑥ 譲歩を表す倒置構文
例文 11
形容詞/副詞 + as/though + S + V
Young as he was, he made a wise decision. Try as she might, she could not finish it.
彼は若かったけれども、賢明な決断をした。彼女はどんなに頑張っても、それを終えることができなかった。
ポイント:「形容詞・副詞・無冠詞名詞 + as(またはthough)+ S + V」の形で「〜だけれども」という譲歩を表す構文。Young as he was は Though he was young とほぼ同じ意味になり、和訳・英作文どちらでも入試頻出です。
3) 感動詞 (Interjections) の全知識
感動詞(間投詞)は、驚き・喜び・痛み・ためらいなどの感情や、呼びかけをそのまま表す語です。文の主語や動詞と文法的に結びつかず、独立した要素として扱われる点が他の品詞と大きく異なります。
例文 12
文脈で感情を伝える感動詞
Oh, I did not notice that. Wow, what a beautiful view!
ああ、それに気づかなかった。わあ、なんて美しい景色なんだ!
読解・会話文で押さえておきたい感動詞:
| 感動詞 | 表す感情 | 例 |
|---|---|---|
|
Oh
|
驚き・納得・軽い悲しみ |
Oh, really?
ああ、本当に?
|
|
Ah
|
感嘆・理解・後悔 |
Ah, I see now.
ああ、なるほど分かった。
|
|
Wow
|
強い驚き・感嘆 |
Wow, that’s incredible!
わあ、それはすごい!
|
|
Ouch
|
突然の痛み |
Ouch! That hurts.
痛っ!それは痛い。
|
|
Oops
|
ちょっとした失敗 |
Oops, I made a mistake.
おっと、間違えてしまった。
|
|
Alas
|
悲嘆(文語的) |
Alas, he lost everything.
ああ、彼はすべてを失ってしまった。
|
|
Well
|
ためらい・話の導入 |
Well, let me think.
ええと、考えさせてください。
|
|
Hey
|
呼びかけ・注意を引く |
Hey, wait for me!
おい、待ってよ!
|
感動詞の位置づけ
感動詞はコンマや感嘆符(!)で区切られ、文の主語・動詞・目的語のいずれとも文法的な結びつきを持ちません。長文読解や会話文(対話文)の空所補充で、直前・直後の文の感情の流れをつかむ手がかりとして出題されることがあります。
文法まとめ表
前置詞・接続詞・感動詞の違いを、文法的な役割と直後に来る要素で整理しました。
| 品詞 | 文法上の役割 | 直後にくるもの | 代表例 |
|---|---|---|---|
|
Preposition
前置詞
|
名詞相当語句の前に置かれ、形容詞句・副詞句を作る | 名詞・代名詞・動名詞 |
in, at, by, because of
|
|
Conjunction
接続詞
|
語・句・節を結び、論理関係(並列・原因・条件・譲歩など)を示す | 主語+動詞(S+V)の節、または対等な語句 |
and, because, although, if
|
|
Interjection
感動詞
|
感情や呼びかけを直接表し、文構造から独立している | コンマ(,)または感嘆符(!)で区切られる |
Oh, Wow, Alas, Well
|
語彙リスト(出現順)
本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。
| 番号 | 英語 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 01 |
preposition
|
前置詞 |
| 02 |
conjunction
|
接続詞 |
| 03 |
interjection
|
感動詞 |
| 04 |
since
|
〜以来、〜なので |
| 05 |
until / till
|
〜までずっと |
| 06 |
in spite of
|
〜にもかかわらず |
| 07 |
because of
|
〜のために |
| 08 |
according to
|
〜によれば |
| 09 |
look forward to -ing
|
〜するのを楽しみにする |
| 10 |
not only A but also B
|
AだけでなくBも |
| 11 |
neither A nor B
|
AもBもどちらも〜ない |
| 12 |
unless
|
〜でない限り |
| 13 |
as long as
|
〜する限り |
| 14 |
although
|
〜だけれども |
| 15 |
so that
|
〜するために、その結果〜 |
| 16 |
alas
|
ああ(悲嘆) |
最後の確認
覚えること
空欄の直後を見て、名詞(相当語句) であれば 前置詞、S+V(節) であれば 接続詞 を選ぶのが基本ルールです。since・before・after・as のように両方になりうる語は、必ず後ろの形で判断しましょう。また 感動詞 は文構造から独立している点も忘れずに押さえてください。

