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0011 SVOなどの基本語順

英文法 総合解説
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「SVOなどの基本語順」を完全攻略

大学入試で必須となる語順の絶対原則・5文型の定義と識別法を徹底解説

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まず全体のルールと全体像

英語は日本語と異なり「語順」そのものが文法関係(主語・目的語など)を決定する言語です。語順が変わると文の意味自体が変わってしまうため、大学入試の英作文・語法問題では、この語順の絶対原則と、それに基づく「5文型(Five Sentence Patterns)」の判別が最重要ポイントとなります。

英語の語順の絶対原則
S + V + O
主語は動詞の前、目的語は動詞の後ろという位置そのものが文法関係を示す
SVC(第2文型)
S = C
主語と補語がイコールの関係で結ばれる
SVOO(第4文型)
O1 ≠ O2
「(人)に(もの)を」という2つの目的語をとる
SVOC(第5文型)
O = C
目的語と補語がイコールの関係で結ばれる

1) 英語における語順の絶対原則

日本語は「が・を・に」などの助詞(てにをは)によって主語・目的語などの文法関係を示すため、語順を入れ替えても意味は大きく変わりません。しかし英語には日本語のような格助詞がないため、単語がどの位置に置かれるかによって、その単語が主語なのか目的語なのかが決まります。これが英語における「語順(word order)」の絶対原則です。

例文 1
語順が意味を決定する
The dog bit the man.
その犬がその男を噛んだ。
ポイント:
・英語では、動詞のに置かれた名詞が主語(S)、動詞の後ろに置かれた名詞が目的語(O)になる。
・語順を入れ替えて The man bit the dog.(その男がその犬を噛んだ。)にすると、主語と目的語が完全に逆転し、意味がまったく変わってしまう。
・日本語であれば「犬が男を噛んだ」「男が犬を噛んだ」のように助詞「が」「を」を入れ替えるだけで意味を保てるが、英語には対応する助詞がないため、語順そのものが文法標識として機能している。
例文 2
日本語と英語の語順の違い
I gave him a book yesterday.
私は昨日彼に本をあげた。
ポイント:
・日本語は「私は/昨日/彼に/本を/あげた」のように、助詞さえ変えなければ語順をかなり自由に入れ替えられる(例:「昨日、私は彼に本をあげた」も成立する)。
・一方、英語は 主語(S)動詞(V)目的語(O) という順番が原則として固定されており、この骨格の順序を勝手に入れ替えることはできない。
・したがって英作文では、日本語の語順につられず、必ず「誰が」「どうする」「何を」という英語の語順の骨格(文型)を最初に組み立てることが大切である。

2) 5文型(Five Basic Sentence Patterns)の全知識

英語の文は、動詞がどのような要素を伴うかによって、基本的に5つの型(文型)に分類されます。この5文型を正確に把握することが、英文の構造を素早く読み解き、正しい語順で英作文を行うための土台になります。

① 第1文型(SV)

例文 3
第1文型:S+V(完全自動詞)
A traffic accident happened near the station this morning.
今朝、駅の近くで交通事故が起きた。
ポイント:
・第1文型は S(主語)V(動詞) だけで文が成立する型で、動詞は目的語も補語も必要としない「完全自動詞」である。
near the stationthis morning のような場所・時を表す語句(修飾語 M)が付け加わっても、これらはSVOやSVCの要素ではないため文型の判定には影響しない。
入試頻出の第1文型動詞: happen(起こる), occur(起こる), take place(行われる), arise(生じる), exist(存在する), matter(重要である), count(重要である), last(続く), arrive(到着する), disappear(消える)

② 第2文型(SVC)

例文 4
第2文型:S+V+C(S=Cの関係)
She became a doctor after years of hard study.
彼女は長年の猛勉強の末、医者になった。
ポイント:
・第2文型は SVC(補語) の型で、S=C(主語=補語)という「イコールの関係」が成り立つのが最大の特徴。この文では Shea doctor という関係になっている。
入試頻出のSVC動詞:
 ・be(〜である)
 ・状態変化:become, get, grow, turn, come, go, fall(〜になる)
 ・状態維持:remain, stay, keep(〜のままである)
 ・五感を表す:look(〜に見える), seem / appear(〜に思われる), sound(〜に聞こえる), feel(〜に感じる), taste(〜の味がする), smell(〜のにおいがする)
 ・その他:prove(〜だと判明する)

③ 第3文型(SVO)

例文 5
第3文型:S+V+O(完全他動詞)
We discussed the problem for three hours.
私たちはその問題について3時間話し合った。
ポイント:
・第3文型は SVO(目的語) の型。SとOの間には「=(イコール)」の関係はなく、Vが表す動作をOが直接受ける。
最重要注意点: discuss は他動詞であり、直後に前置詞を置かず直接目的語をとる(× discuss about the problem は誤り)。
自動詞と間違えやすい他動詞(前置詞不要・入試最頻出): discuss(〜について話し合う), marry(〜と結婚する), resemble(〜に似ている), reach(〜に到着する), approach(〜に近づく), mention(〜に言及する), attend(〜に出席する), answer(〜に答える), obey(〜に従う), accompany(〜に同行する), enter(〜に入る), oppose(〜に反対する)
逆に他動詞と間違えて前置詞を付けてしまいがちな自動詞: graduate from(〜を卒業する), object to(〜に反対する), apologize to A for B(Bのことで人Aに謝る), agree to(〈提案など〉に同意する), agree with(〈人・意見〉に同意する), arrive at / arrive in(〜に到着する), complain about(〜について不平を言う), participate in(〜に参加する), consist of(〜から成る)

④ 第4文型(SVOO)

例文 6
第4文型:S+V+O1+O2(O1≠O2)
He gave her a beautiful present.
彼は彼女に美しいプレゼントをあげた。
ポイント:
・第4文型は SVO1(人)O2(もの) の型で、「(人)に(もの)を〜する」という意味を表す。O1とO2は決してイコールの関係ではない(hera present)。
SVOOはSVOに書き換えられる(大学入試最頻出): He gave her a beautiful present.He gave a beautiful present to her.
toをとるgive型動詞: give, show, tell, teach, send, lend, offer, hand, pass, write, read, bring, sell, pay, promise
forをとるbuy型動詞: buy, make, cook, get, find, choose, order, build, leave, sing
ofをとる例外動詞: ask(例:ask a favor of him「彼に頼み事をする」)

⑤ 第5文型(SVOC)

例文 7
第5文型:S+V+O+C(O=Cの関係)
They named their daughter Emily.
彼らは娘をエミリーと名付けた。
ポイント:
・第5文型は SVOC(補語) の型で、O=C(目的語=補語)という関係が成り立つ。この文では their daughterEmily という関係。
SVOOとの識別法(最重要): OとCの間に be動詞を補って「O+be+C」の形にして意味が通れば第5文型(SVOC)。通らなければ第4文型(SVOO)。
 例:They call him Tom.(彼をトムと呼ぶ)→ He is Tom. が成立するのでSVOC。
 一方:They gave him a book.(彼に本を与えた)→ He is a book. は成立しないのでSVOO。
状態を表すSVOC動詞: make(〜を…にする), call(〜を…と呼ぶ), name(〜を…と名付ける), keep(〜を…に保つ), find(〜が…だと分かる), leave(〜を…のままにしておく), consider O (to be) C(〜を…と考える), believe O (to be) C(〜を…と信じる), think O (to be) C(〜を…と思う)
例文 8
SVOCの重要パターン:使役動詞・知覚動詞
I had my brother fix my computer, and I saw him repair it quickly.
私は弟にパソコンを修理してもらい、彼が手早く直すのを見た。
ポイント(大学入試最頻出のSVOC):
使役動詞: make O 原形(強制的に〜させる), have O 原形(〜してもらう/させる), let O 原形(〜するのを許す), get O to do(〜するように仕向ける・toが必要な点に注意)
知覚動詞: see / watch / hear / feel / notice + O + 原形(Oが〜するのを見る・聞く・感じる、動作全体を知覚)、進行中の動作を強調する場合は原形の代わりに doing(現在分詞)を用いることもある。
・使役動詞・知覚動詞の後ろのCには原形不定詞(do)がくる点が、want O to doallow O to do のようにtoが必要な一般のSVOC(O+C=to不定詞)動詞と大きく異なるため、入試で頻出の識別ポイントとなる。

文法まとめ表

5文型の要素・見分け方・代表的な動詞を一覧で整理しました。

文型 見分け方 代表的な動詞
第1文型
S+V
O・Cを必要としない完全自動詞
happen, occur, arrive
第2文型
S+V+C
S=Cの関係が成り立つ
be, become, seem, look
第3文型
S+V+O
Vの動作をOが直接受ける(前置詞不要)
discuss, marry, resemble
第4文型
S+V+O1+O2
O1≠O2、「(人)に(もの)を」の関係
give, show, buy, make
第5文型
S+V+O+C
O=Cの関係(O+beを補って判定)
make, call, name, keep

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
word order
語順
02
sentence pattern
文型
03
subject
主語(S)
04
verb
動詞(V)
05
object
目的語(O)
06
complement
補語(C)
07
intransitive verb
自動詞
08
transitive verb
他動詞
09
direct object
直接目的語
10
indirect object
間接目的語
11
causative verb
使役動詞
12
verb of perception
知覚動詞
13
bare infinitive
原形不定詞

最後の確認

覚えること
語順(Word Order)と5文型の最重要ポイントは、次の五つです。

① 英語は日本語と違い、語順(word order) そのものが主語・目的語などの文法関係を決定する言語である。

② 第2文型(SVC)は S=C の関係、第5文型(SVOC)は O=C の関係が成り立つ。

③ 第3文型(SVO)動詞の中には、discussmarry のように前置詞を置いてはいけない他動詞が多数あり、入試で頻出する。

④ 第4文型(SVOO)は「O1+tofor+O2」という第3文型に書き換えられる。

⑤ 第4文型と第5文型の識別には、OとCの間に be動詞 を補って意味が通るかどうかを確認するテストが有効である。

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