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0016 命令文

英文法 総合解説
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「命令文」を完全攻略

大学入試で必須となる基本形・否定形・応用構文を徹底解説

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まず全体のルールと全体像

命令文(Imperative Sentence)は、相手に対して命令・依頼・勧誘・禁止などを伝える文です。主語のYouを省略し、動詞の原形(原形不定詞)で文を始めるのが基本ルールです。大学入試では、否定命令文の作り方、Let’sを使った勧誘文、そして「命令文, and/or」という特殊構文が頻出します。

基本の命令文
Verb (原形) ~.
主語Youを省略し、動詞の原形で文を始める
否定命令文
Don’t / Never + 原形
「〜するな」という禁止を表す
Let’s命令文
Let’s + 原形
話し手自身を含めた勧誘・提案を表す
命令文, and/or
Imperative, and / or S+V
命令文が条件節(if節)の代わりの働きをする

1) 命令文の基本形

命令文は、主語のYouを省略し、動詞の原形からそのまま文を始めます。be動詞の場合も原形のBeを用いる点に注意が必要です。

例文 1
動詞の原形で始める命令文
Open the window, please. Be quiet in the library.
窓を開けてください。図書館では静かにしなさい。
ポイント:
・命令文は Open のように動詞の原形からそのまま始め、主語の You は省略される。
・be動詞を使う場合も、amやisではなく原形の Be を用いる(例:Be quiet.「静かにしなさい」)。
・丁寧さを加えたい場合は、文頭または文末に please を添える。

2) 否定命令文(禁止を表す命令文)

「〜するな」という禁止の意味を表す場合は、Don’t(Do not)または、より強い禁止を表すNeverを動詞の原形の前に置きます。

例文 2
Don’t / Never を用いた否定命令文
Don’t be afraid of making mistakes. Never give up your dream.
間違えることを恐れてはいけない。あなたの夢を決して諦めるな。
ポイント:
Don’t(= Do not)+ 動詞の原形:一般的な禁止の命令文を作る。
Never + 動詞の原形:Don’tよりも強い、絶対的な禁止を表す。
・be動詞の否定命令文も同様に Don’t be late.(遅刻するな)のように作る。

3) 主語を明示する命令文・強調のDo

命令文は原則として主語Youを省略しますが、特定の相手を強く名指ししたり非難したりする場合はYouを残すことがあります。また、命令文の前にDoを置くことで、命令や依頼の意味を強調することができます。

例文 3
Youを明示する命令文とDoによる強調
You be quiet! Do be careful when you cross the street.
お前は黙っていろ!道路を渡るときは本当に気をつけなさい。
ポイント:
You + 命令文:主語を明示することで、非難や強い苛立ちのニュアンスが加わる(You be quiet!「お前は黙れ!」)。
Do + 命令文:Doを動詞の原形の前に置くと、「本当に〜してください」「ぜひ〜してください」という強調・懇願の意味が加わる(Do come to the party.「ぜひパーティーに来てください」)。

4) Let’s / Let us を用いた勧誘の命令文

Let’s(= Let us)は、話し手自身を含めて「〜しましょう」と相手を勧誘する命令文です。否定形の作り方に注意が必要です。

例文 4
Let’sの肯定文・否定文・付加疑問
Let’s start the meeting. Let’s not waste any more time, shall we?
会議を始めましょう。これ以上時間を無駄にするのはやめましょう、いいですね?
ポイント:
Let’s + 動詞の原形:話し手と聞き手の両方を含む「〜しましょう」という勧誘を表す。
・否定形は Let’s not + 原形(Let’s not go there.「そこには行かないでおこう」)。Don’t let’s go.という形はイギリス英語ではまれに見られるが、標準的にはLet’s notを使う。
・Let’sの文に対する付加疑問は shall we? を用いる。
・フォーマルな文語表現では、短縮しない Let us pray.(祈りましょう)のような形も使われる。

5)「命令文, and ~」「命令文, or ~」の重要構文

大学入試で非常によく問われる構文です。命令文の後にコンマを置いてandorを続けると、命令文全体が条件節(if節)と同じ働きをします。

例文 5
命令文 + and / or の書き換え
Hurry up, and you will catch the last train. Hurry up, or you will miss the last train.
急ぎなさい、そうすれば終電に間に合うでしょう。急ぎなさい、さもないと終電に乗り遅れるでしょう。
ポイント(if構文への書き換えが頻出):
命令文, and S+V =「〜しなさい、そうすれば…」= If you hurry up, you will catch the last train.(もし〜すれば、…だろう)
命令文, or S+V =「〜しなさい、さもないと…」= If you don’t hurry up, you will miss the last train.(もし〜しなければ、…だろう)
・andは肯定条件、orは否定条件(さもないと)を導く点が識別のポイントであり、空所補充・書き換え問題で頻出する。

6) 丁寧な命令文・付加表現を伴う命令文

命令文は言い方によっては強い印象を与えるため、丁寧さを加える表現や付加疑問を伴う形が日常会話や入試の会話文で頻出します。

例文 6
pleaseと付加疑問による丁寧化
Please close the door. Close the door, will you? Open the window, would you?
ドアを閉めてください。ドアを閉めてくれますか。窓を開けていただけますか。
ポイント:
please を文頭または文末に置くことで丁寧な依頼になる(文末に置く場合は直前にコンマを打つ)。
・命令文の文末に will you? を付けると「〜してくれますか」という柔らかい依頼になる。
・より丁寧にする場合は would you? を用いる。
・勧誘・招待の命令文には won’t you? を付けることが多い(Have some more tea, won’t you?「もう少しお茶をいかがですか」)。

7) 呼びかけを伴う命令文

命令文では、呼びかける相手の名前(vocative)をコンマで区切って文頭または文末に添えることができます。

例文 7
呼びかけ語を伴う命令文
John, come here right now. Wait a moment, everyone.
ジョン、今すぐこっちに来なさい。皆さん、少々お待ちください。
ポイント:
・呼びかけ語は文頭・文末のどちらに置いてもよく、必ずコンマで区切る。
・命令文の禁止表示としては、動詞を使わず動名詞を用いる No smoking.(禁煙)や No parking.(駐車禁止)のような掲示表現もあわせて押さえておきたい。

文法まとめ表

命令文の主な種類・形・意味を整理しました。

種類 意味・用法
Affirmative imperative
肯定の命令文
動詞の原形 ~. 「〜しなさい」という命令・依頼
Negative imperative
否定の命令文
Don’t / Never + 原形 ~. 「〜するな」という禁止
Let’s imperative
Let’sの命令文
Let’s (not) + 原形 ~. 話し手を含めた勧誘・提案
Imperative + and
命令文 + and
Imperative, and S will V. 「〜しなさい、そうすれば…」(If節に相当)
Imperative + or
命令文 + or
Imperative, or S will V. 「〜しなさい、さもないと…」(If not節に相当)
Emphatic Do imperative
Doによる強調命令文
Do + 原形 ~. 「ぜひ〜してください」という強調・懇願

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
imperative sentence
命令文
02
be afraid of
〜を恐れる
03
give up
諦める
04
be careful
気をつける
05
waste time
時間を無駄にする
06
hurry up
急ぐ
07
catch the train
電車に間に合う
08
miss the train
電車に乗り遅れる
09
vocative
呼びかけ語
10
No smoking
禁煙

最後の確認

覚えること
命令文の最重要ポイントは、次の五つです。

① 命令文は主語 You を省略し、動詞の原形で文を始める。

② 禁止を表すときは Don’t または Never + 原形を用いる。

③ 話し手を含めた勧誘には Let’s + 原形を用い、否定形は Let’s not となる。

命令文, and S+V は「〜すれば…」、命令文, or S+V は「〜しなければ…」というif節の代用表現である。

⑤ Do+命令文は強調、Youを明示した命令文は非難、pleaseや付加疑問(will you?など)は丁寧さを加える表現である。

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