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0026 文型と動詞の結びつき

英文法 総合解説
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「文型と動詞の結びつき」を完全攻略

5文型それぞれと結びつく重要動詞・識別ポイントを徹底解説

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まず全体のルールと全体像

英語の文はすべて、動詞がどのような要素を必要とするかによって5つの型(5文型)のいずれかに分類されます。大学入試で本当に問われるのは「5文型の名前を覚えること」ではなく、「その動詞がどの文型と結びつくのか」を正しく見抜く力です。同じ動詞でも文型によって意味が変わったり、前置詞の有無が変わったりするため、動詞と文型の結びつきを正確に押さえることが得点力に直結します。

SV(第1文型)
Subject + Verb
完全自動詞。動詞だけで文の意味が成立する
SVC(第2文型)
Subject + Verb + Complement
不完全自動詞。補語がS=Cの関係で主語を説明する
SVO(第3文型)
Subject + Verb + Object
完全他動詞。前置詞なしで目的語を直接とる
SVOO・SVOC(第4・5文型)
SVOO / SVOC
目的語が2つ、または目的語+補語(O=C)をとる

1) SV型(第1文型)と結びつく動詞

SV型は「主語+動詞」だけで意味が完結する完全自動詞の文型です。入試では、他動詞と混同しやすい自動詞、および自動詞と他動詞の綴りが似ている紛らわしいペアが頻出します。

例文 1
完全自動詞(SV)
A traffic accident occurred near the station yesterday.
昨日、駅の近くで交通事故が起こった。
SV型の代表的な自動詞:
occur / happen / arise(起こる・生じる)
matter(重要である) ・count(重要である・数える)
work(うまくいく) ・pay(割に合う)
last(続く) ・remain(残る)
例文 2
自動詞と他動詞の紛らわしいペア
The sun rises in the east, and workers raise the flag every morning.
太陽は東から昇り、労働者たちは毎朝旗を掲げる。
入試最頻出の自動詞・他動詞ペア:
rise(自動詞:上がる)⇔ raise(他動詞:〜を上げる)
lie(自動詞:横たわる・ある)⇔ lay(他動詞:〜を横たえる・置く)
arise(自動詞:問題などが生じる)⇔ arouse(他動詞:〜を呼び起こす)
sit(自動詞:座る)⇔ seat(他動詞:〜を座らせる)
例文 3
SV+前置詞をSVOと誤らない
Success depends on effort, and the result consists of many factors.
成功は努力次第であり、その結果は多くの要因から成り立っている。
ポイント:次の動詞は自動詞であり、後ろに前置詞が必要(前置詞を省略するとSVOの誤りになる)。
depend on(〜次第である)
consist of(〜から成る)/consist in(〜に存する)
result from(〜の結果として生じる)/result in(〜という結果になる)

2) SVC型(第2文型)と結びつく動詞

SVC型は、主語(S)と補語(C)がイコールの関係になる文型です。補語には形容詞または名詞が置かれ、副詞を置くことはできません。「〜になる」系の変化動詞と、「〜のようだ」系の感覚動詞、「〜のままである」系の状態維持動詞が特に重要です。

例文 4
「〜になる」変化を表す動詞
She became a doctor, got tired after work, and turned pale with shock.
彼女は医者になり、仕事の後は疲れて、ショックで顔が青ざめた。
「〜になる」を表す代表的な動詞:
become+名詞/形容詞 ・get+形容詞/過去分詞(get tired, get married)
grow+形容詞(徐々に変化:grow old) ・turn+色・状態(turn red, turn pale)
go+悪い状態(go bad, go blind) ・come+良い結果(come true)
fall+状態(fall asleep, fall ill)
例文 5
「〜のようだ・見える」感覚のSVC動詞
He looked happy, sounded confident, and seemed to know the answer.
彼は幸せそうに見え、自信ありげな声で、答えを知っているようだった。
知覚・様態を表すSVC動詞(補語は必ず形容詞):
look+形容詞(〜に見える)/look like+名詞
sound+形容詞(〜に聞こえる) ・feel+形容詞(〜に感じる)
taste+形容詞(〜の味がする) ・smell+形容詞(〜のにおいがする)
seem / appear+(to be)形容詞(〜のようだ)
注意:「He looks happily.」は誤り。補語には副詞ではなく形容詞を置く(入試最頻出の誤文訂正ポイント)。
例文 6
「〜のままである」状態維持のSVC動詞
The door remained closed, and the situation stayed the same.
ドアは閉まったままで、状況は同じままだった。
状態の継続を表すSVC動詞:
remain ・stay ・keep ・hold(いずれも「〜のままである」の意でC(形容詞・過去分詞・名詞)を伴う)

3) SVO型(第3文型)と結びつく動詞

SVO型は前置詞なしで直接目的語をとる完全他動詞の文型です。大学入試では「日本語につられて不要な前置詞を入れてしまう他動詞」と、逆に「前置詞が必須の自動詞」の識別が最頻出項目です。

例文 7
前置詞不要の他動詞(要注意動詞)
They discussed the problem, and he married her after they reached the station.
彼らはその問題について話し合い、彼らが駅に着いた後、彼は彼女と結婚した。
前置詞を置くと誤りになる他動詞(入試最頻出):
discuss(× discuss about) ・marry(× marry with)
resemble(× resemble with) ・reach(× reach to)
approach(× approach to) ・mention(× mention about)
obey(× obey to) ・answer(× answer to)
attend(〜に出席する。attend to は「〜の世話をする」で意味が異なる)
enter(〜に入る。enter into は「〜(契約など)を結ぶ」で意味が異なる)
例文 8
前置詞が必須の自動詞(対比)
I agree with you, but I object to this plan and apologized to my teacher.
私はあなたに同意するが、この計画には反対で、先生に謝った。
前置詞が必要な自動詞(SVOと混同しやすい):
agree with(人に同意する)/agree to(提案などに同意する)
object to(〜に反対する) ・apologize to(〜に謝る)
complain about(〜について不満を言う) ・graduate from(〜を卒業する)
arrive at / arrive in(〜に到着する) ・wait for(〜を待つ)
listen to(〜を聞く) ・look at(〜を見る)

4) SVOO型(第4文型)と結びつく動詞

SVOO型は「人+物」の2つの目的語を続けて置く授与動詞の文型です。SVOへ書き換える際に前置詞toを使うグループとforを使うグループの区別、そして書き換え不可能な動詞の存在が入試で狙われます。

例文 9
to型の授与動詞
He gave her a ring. = He gave a ring to her.
彼は彼女に指輪をあげた。
SVOをtoで書き換える動詞:
give, tell, show, teach, lend, send, pay, offer, hand, promise, write
例文 10
for型の授与動詞
She bought him a gift. = She bought a gift for him.
彼女は彼にプレゼントを買ってあげた。
SVOをforで書き換える動詞:
buy, make, cook, find, get, choose, order
また、ask(尋ねる)はofを用いる:I asked a question of him.
例文 11
書き換え不可のSVOO動詞・要注意動詞
The trip cost me a lot of money and took me three hours.
その旅行には多くのお金がかかり、3時間もかかった。
前置詞で書き換えられないSVOO動詞:
cost(人に金額がかかる) ・take(人に時間がかかる)
envy(人をうらやむ) ・save(人の手間を省く)
入試最頻出の誤りやすい動詞: explain, suggest, propose, introduce, describe, announce はSVOOの形をとれず、必ず「説明する内容+to 人」の語順になる(× explain me the plan/〇 explain the plan to me)。

5) SVOC型(第5文型)と結びつく動詞

SVOC型は目的語(O)と補語(C)がイコールの関係になる文型です。補語には名詞・形容詞のほか、to不定詞・原形不定詞・現在分詞・過去分詞が入るパターンがあり、使役動詞・知覚動詞との組み合わせが最重要ポイントです。

例文 12
基本のSVOC動詞(名詞・形容詞補語)
We made him captain, and everyone found the movie interesting.
私たちは彼をキャプテンにし、誰もがその映画を面白いと感じた。
名詞・形容詞を補語にとる代表的な動詞:
make, call, name, keep, find, leave, consider, elect, paint
例文 13
使役動詞+原形不定詞/to不定詞
My mother made me clean my room, had me carry the bags, and let me go out.
母は私に部屋を掃除させ、荷物を運ばせ、外出することを許してくれた。
使役動詞(O+原形不定詞):
make(強制的に〜させる) ・have(〜してもらう・〜させる) ・let(〜するのを許す)
入試最重要の注意点: get は使役動詞の仲間だが、他と異なりto不定詞をとる(× get him do/〇 get him to do)。
例文 14
知覚動詞+原形不定詞/現在分詞/過去分詞
I saw him cross the street and heard the door being closed.
私は彼が通りを横断するのを見て、ドアが閉められるのを聞いた。
知覚動詞: see, hear, feel, watch, notice
・目的語が動作を最初から最後まで行う場合→原形不定詞(see him cross)
・目的語が動作の進行中の一部を表す場合→現在分詞(see him crossing)
・目的語が動作を受ける(受動関係)場合→過去分詞(hear the door closed)
例文 15
to不定詞を補語にとる動詞
The teacher wanted us to study harder and allowed us to leave early.
先生は私たちにもっと熱心に勉強してほしいと思い、早く帰ることを許可した。
O+to不定詞をとる代表的な動詞:
want, expect, ask, tell, allow, enable, force, advise, require
例文 16
SVOCとSVOOの識別(最重要の識別ポイント)
She made him a good husband. / She made him a cake.
彼女のおかげで彼はよい夫になった。 / 彼女は彼にケーキを作ってあげた。
ポイント:同じ「make+O+O/C」の形でも、O=Cの関係が成り立てばSVOC(彼=良い夫)、O≠Cで単に2つの目的語ならSVOO(彼にケーキを与えた、彼≠ケーキ)と判断する。このS=Cの成立可否による識別は、大学入試の文型識別問題で最も頻出する着眼点である。

6) 1つの動詞が複数の文型をとる例

同じ動詞でも、後ろに続く要素によって文型が変わり、意味も変化します。多義的に複数の文型をとる動詞は、長文読解・英作文の両方で頻出します。

動詞 とりうる文型と意味
turn
SV(曲がる)/SVC(turn red:赤くなる)/SVO(turn the key:鍵を回す)
Turn left and the leaves turned red.
grow
SV(成長する・育つ)/SVC(grow old:年をとる)/SVO(grow vegetables:野菜を育てる)
He grew old as he grew vegetables.
get
SV(着く)/SVC(get tired:疲れる)/SVO(get a book:本を得る)/SVOO(get him a book)/SVOC(get him to do)
I got him to get a book for himself.
run
SV(走る)/SVO(run a company:会社を経営する)/SVC(run short:不足する)
Supplies ran short while she ran the company.
prove
SVC(prove to be true:〜だと判明する)/SVO(prove a theory:理論を証明する)
The theory proved to be true.

文法まとめ表

5文型と、それぞれの文型に典型的に結びつく動詞・入試での識別ポイントを一覧にまとめました。

文型 結びつく代表的な動詞 入試での識別ポイント
SV
occur, happen, arise, matter, depend on, consist of 前置詞必須の自動詞をSVOと混同しない
SVC
become, get, turn, look, seem, remain, stay 補語は形容詞・名詞。副詞は不可
SVO
discuss, marry, resemble, reach, mention 日本語につられて不要な前置詞を入れない
SVOO
give型(to), buy型(for), cost, take, explain(不可) 書き換え時の前置詞と、SVOOをとれない動詞に注意
SVOC
make, have, let, get, see, hear, want, find O=Cが成立するかどうかでSVOOと識別する

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
occur
起こる
02
rise
(自動詞)上がる
03
raise
(他動詞)〜を上げる
04
lie
(自動詞)横たわる
05
lay
(他動詞)〜を横たえる
06
depend on
〜次第である
07
consist of
〜から成る
08
become
〜になる
09
seem
〜のようだ
10
remain
〜のままである
11
discuss
〜について話し合う
12
resemble
〜に似ている
13
object to
〜に反対する
14
apologize to
〜に謝る
15
explain
〜を説明する
16
cost
(人に)〜の費用がかかる
17
make
〜させる、〜にする
18
have
〜してもらう
19
let
〜するのを許す
20
perceive verb
知覚動詞

最後の確認

覚えること
文型と動詞の結びつきを見抜く最重要ポイントは、次の四つです。

SV の動詞には前置詞が必須のもの(depend onなど)があり、勝手に前置詞を省いてSVOと誤らない。

SVC の補語には形容詞名詞のみが入り、副詞は入らない。

SVO をとる動詞は前置詞を伴わず(discuss, marryなど)、日本語の意味につられて余計な前置詞を加えない。

SVOC かどうかは、目的語と補語の間にS=Cの関係が成立するかどうかでSVOOと識別する。

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