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0032 文型判定のポイント

英文法 総合解説
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「文型判定のポイント」を完全攻略

大学入試で必須となる5文型の識別法・紛らわしい動詞の判別を徹底解説

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まず全体のルールと全体像

英語の文型(sentence pattern)は、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)という4つの文の要素の組み合わせによって、第1文型から第5文型までの5種類に分類されます。並んでいる語の見た目だけで文型を判断してはいけません。動詞の直後にある名詞や形容詞が、主語や目的語と「イコールの関係」にあるかどうかを確認することが、文型判定の最大のポイントです。

文型の基本単位
S・V・O・C
主語・動詞・目的語・補語の4要素の組み合わせで5文型が決まる
補語(C)の判定
S = C または O = C
主語または目的語とイコールの関係が成り立つ要素が補語
目的語(O)の判定
S ≠ O
主語とイコールにならず、動作の対象となる要素が目的語
文型判定の鉄則
be動詞を補って意味が通るか確認する
「主語(または目的語)+be動詞+その要素」で文が成立するかを確かめる

1) 文型判定の大原則

同じ形の文でも、動詞の意味によって文型が変わることがあります。文型は語順だけで機械的に決まるのではなく、動詞の直後の要素が主語・目的語に対してどのような意味関係にあるかを見て判断します。まず押さえておくべきは、「補語(C)」と「目的語(O)」の根本的な違いです。

例文 1
補語と目的語の根本的な違い
He turned pale, and then he turned the key.
彼は青ざめた(顔色が変わった)、そしてそれから彼は鍵を回した。
判定の手順:
He turned pale:「He is pale(彼は青白い)」という文が意味的に成立する → pale は主語 He とイコールの関係にある補語(C)。よって第2文型(SVC)。
he turned the key:「the key is he」は意味が成立しない → the key は主語とイコールではなく、単に動作の対象である目的語(O)。よって第3文型(SVO)。

連結動詞(linking verb)としてよく使われ、補語(C)を取る動詞

動詞 意味・用法
be
〜である(状態)
She is a doctor.
become
〜になる(変化)
He became a teacher.
get
〜になる(変化・口語的)
It got dark.
turn
(性質が)〜に変わる
The leaves turned red.
grow
次第に〜になる
It grew dark.
go
(好ましくない状態に)なる
The milk went bad.
come
(好ましい状態に)なる
His dream came true.
seem
〜のように見える、思われる
She seems happy.
appear
〜のように見える
He appears tired.
remain
〜のままである(継続)
The door remained open.
stay
〜のままでいる
Stay calm.
keep
〜のままでいる(継続)
He kept silent.
prove
〜だとわかる
The rumor proved true.
feel
(触って/感じて)〜である
This cloth feels soft.
look
〜に見える(外見)
You look tired.
sound
〜に聞こえる
That sounds interesting.
taste
〜の味がする
This soup tastes good.
smell
〜のにおいがする
This flower smells sweet.

2) SVOとSVOOの区別

動詞の後ろに目的語が2つ連続する第4文型(SVOO)は、「人(O1)+もの(O2)」の並びを取り、O1とO2はイコールの関係にはなりません。多くのSVOO動詞は、O2を主語に近い位置へ移動し、前置詞 to または for を使ってSVOの文(第3文型)に書き換えることができます。この書き換えパターンの区別は大学入試で頻出です。

例文 2
SVOOからSVOへの書き換え(to型 / for型)
He gave her a book, and she made him a cake.
彼は彼女に本をあげ、そして彼女は彼にケーキを作ってあげた。
書き換えテスト:
He gave her a bookHe gave a book to her.to を使う型)
she made him a cakeShe made a cake for him.for を使う型)
・her と a book、him と a cake はどちらもイコールの関係にないため補語(C)ではなく2つの目的語(O1・O2)である。

入試必須のSVOO動詞(授与動詞)

書き換え型 該当する動詞
to型
give, show, tell, teach, lend, send, offer, pay, hand, write, read, promise
for型
make, buy, cook, find, get, choose, build, order, sing, leave
of型
ask
(ask O1 O2 → ask O2 of O1)

3) SVOCの判定(イコール・テスト)

第5文型(SVOC)は、目的語(O)と、その後ろにくる要素(C)が「イコールの関係」にある文型です。目的語の直後に be動詞 を補って「O is C」という意味が成立するかどうかを確認するのが、SVOCとSVOOを区別する最も確実な方法です。

例文 3
SVOCとSVOOの識別テスト
I found the movie interesting, but I found him a good job.
私はその映画を面白いと思ったが、私は彼に良い仕事を見つけてやった。
判定の手順:
I found the movie interesting:「the movie is interesting」が成立する → the movie = interesting の関係 → 第5文型(SVOC)
I found him a good job:「him is a good job」は意味が成立しない → him ≠ a good job(人=仕事ではない)→ 前置詞 for に書き換えられる第4文型(SVOO)

入試必須のSVOC動詞(名詞・形容詞を補語に取る)

動詞 意味・用法
make
OをCにする
They made her captain.
call
OをCと呼ぶ
We call him Ken.
name
OをCと名付ける
They named the baby Emma.
keep
OをCの状態に保つ
Keep the door open.
find
OがCだとわかる
I found the test easy.
think
OをCだと思う
I think him honest.
consider
OをCだとみなす
They consider the plan risky.
believe
OをCだと信じる
We believe him innocent.
leave
OをCの状態のままにする
Don’t leave the window open.
paint
OをC色に塗る
He painted the wall white.
elect
OをCに選ぶ
They elected her president.

知覚動詞(O+原形不定詞/現在分詞/過去分詞)

例文 4
知覚動詞のSVOC
I saw him cross the street, saw him crossing the street, and saw the window broken.
私は彼が通りを渡るのを見た、彼が通りを渡っているのを見た、そして窓が割られているのを見た。
ポイント:
see, hear, feel, watch, notice, observe などの知覚動詞は O の後ろに原形不定詞(動作の完了・一部始終)現在分詞(動作の進行中)過去分詞(受け身の意味)を補語として取る。
cross the street(原形)、crossing the street(進行中)、broken(割られた)はいずれも O とイコールに近い意味関係を作る補語。

使役動詞(make / have / let / get)

例文 5
使役動詞のSVOC
She made him clean the room, had her hair cut, and got him to help her.
彼女は彼に部屋を掃除させ、髪を切ってもらい、そして彼に手伝ってもらうようにした。
使役動詞の語法(入試最頻出):
make + O + 原形不定詞:強制的に〜させる(made him clean the room
have + O + 原形不定詞/過去分詞:〜してもらう/〜される(had her hair cut=髪を切ってもらった)
let + O + 原形不定詞:〜することを許す(自由にさせる)
get + O + to不定詞/過去分詞:(説得して)〜してもらう。get のみ原形不定詞ではなくto不定詞を使う点に注意。

O+to不定詞を補語に取る動詞(第5文型)

動詞 意味
want
Oに〜してほしい
I want you to come.
ask
Oに〜するよう頼む
He asked her to help.
tell
Oに〜するよう言う
I told him to wait.
allow / enable
Oが〜するのを可能にする
This allows us to save time.
expect
Oが〜すると予期する
We expect him to succeed.
require / advise / encourage
Oに〜するよう要求する/助言する/促す
The teacher advised her to study more.

4) 自動詞と他動詞の判別(紛らわしい動詞)

文型判定でもう一つ重要なのが、前置詞の有無に関する紛らわしい動詞です。日本語訳につられて誤った前置詞を入れてしまう動詞(前置詞不要の他動詞)と、逆に前置詞が必須の自動詞を正確に区別できるかどうかが、大学入試の文法問題・整序問題で頻出します。

例文 6
前置詞不要の他動詞(完全他動詞)
He married her, and they discussed the plan.
彼は彼女と結婚し、そして彼らはその計画について話し合った。
前置詞をつけると誤りになる代表的な他動詞:
marry(〜と結婚する)、resemble(〜に似ている)、reach(〜に到着する)、approach(〜に近づく)、attend(〜に出席する)、discuss(〜について議論する)、mention(〜について言及する)、enter(〜に入る)、answer(〜に答える)、obey(〜に従う)、accompany(〜に同行する)、contact(〜に連絡する)
例文 7
前置詞が必須の自動詞
We arrived at the station, graduated from the university, and complained about the noise.
私たちは駅に到着し、大学を卒業し、そして騒音について苦情を言った。
前置詞を省略すると誤りになる代表的な自動詞:
arrive at ~ / arrive in ~(〜に到着する)、graduate from ~(〜を卒業する)、object to ~(〜に反対する)、complain about ~(〜について不満を言う)、apologize to A for B(AにBのことで謝る)、agree with ~(〜に同意する)、wait for ~(〜を待つ)、listen to ~(〜を聞く)

文法まとめ表:5文型全体像

5つの文型の構造・成立条件・代表的な動詞を整理しました。文型判定の最終確認に使ってください。

文型 構造 成立条件 例文
第1文型
SV
主語+完全自動詞 Oも Cもなくても文が成立する
Birds fly.
第2文型
SVC
主語+不完全自動詞+補語 S = C の関係が成立する
She is kind.
第3文型
SVO
主語+完全他動詞+目的語 S ≠ O(目的語は動作の対象)
He plays tennis.
第4文型
SVOO
主語+授与動詞+間接目的語+直接目的語 O1 ≠ O2(人 ≠ もの)
He gave her a book.
第5文型
SVOC
主語+不完全他動詞+目的語+補語 O = C の関係が成立する
They made her captain.

語彙リスト(出現順)

本記事に登場した重要英単語・表現です。タップして音読練習に役立ててください。

番号 英語 日本語訳
01
sentence pattern
文型
02
subject
主語
03
verb
動詞
04
object
目的語
05
complement
補語
06
direct object
直接目的語
07
indirect object
間接目的語
08
transitive verb
他動詞
09
intransitive verb
自動詞
10
linking verb
連結動詞(不完全自動詞)
11
dative verb
授与動詞
12
perception verb
知覚動詞
13
causative verb
使役動詞
14
bare infinitive
原形不定詞
15
present participle
現在分詞
16
past participle
過去分詞

最後の確認

覚えること
文型判定の最重要ポイントは、次の三つです。

① 動詞の直後の要素が主語(または目的語)とイコールの関係にあれば補語(C)、イコールでなければ目的語(O)である。

② 目的語が2つ連続する場合は、O1(人)とO2(もの)がイコールでないことを確認すれば第4文型(SVOO)と判定できる。

③ 知覚動詞・使役動詞は、O のあとに原形不定詞・現在分詞・過去分詞のいずれかを補語として取り、第5文型(SVOC)を作る。

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