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●京都大学 英語
英作文解説(2026年度)
出典:2026年度 京都大学前期入学試験英語 大問Ⅲ・大問Ⅳ
※本解説はOBLECTOによる教材です。公式の採点基準ではありません。
進むべき道を決めるには,事前に入念に検討し,最も満足のいく選択をしたいものだ。ただ,その道が本当に当人に実りをもたらしてくれるかどうかを知るには,ある程度の時間をかけて実際に経験するほかない。ここに避けがたい試練がある。岐路に立った時,その選択の先には想像もつかない世界が待つに違いないと腹をくくることも時には必要だろう。
Ⅳ 自由英作文
In English, write a paragraph explaining one thing that could be done to make the world a better place to live in. Begin with a statement summarizing your main argument, followed by supporting points, and conclude with a final sentence.
語数は80語以上100語以内とすること。
(訳)どの道に進むべきかを決めるとき、私たちは事前に入念に選択肢を検討し、最も満足のいく選択をしたいと思うものだ。しかし、その道が本当に自分にとって実りをもたらしてくれるかどうかを知るには、ある程度の時間をかけて実際に経験するほかない。ここに避けられない試練がある。岐路に立たされたとき、選択の先には想像もつかない世界が待っているに違いないと腹をくくることも、時には必要なのだろう。
(訳)世界をより良い場所にするために、私たちは日々のプラスチック消費量を減らすべきである。第一に、使い捨てプラスチックは海洋生態系を深刻に損なっており、無数の海の生物が化学廃棄物を摂取して死亡している。再利用可能なバッグやボトルに切り替えることで、海に入るゴミの量を大幅に減らすことができる。さらに、プラスチック需要を減らすことは製造時の化石燃料の使用を抑え、世界の気候変動に立ち向かう助けとなる。結論として、日々の習慣の小さな変化が、未来の世代のためのより清潔で安全な環境へと集団的につながるのである。
※より平易な語彙・構文を使った解答例です。減点を防ぎ、確実に部分点を狙えます。
(訳)将来の道を選ぶために、私たちは最高の選択をする前にそれについて注意深く考えたいと思う。しかし、ある程度の時間を費やして実際にそれを経験するまでは、その道が本当に自分にとって良いものかどうかを知ることはできない。これは私たちが避けることのできない問題だ。大きな決断をしなければならないとき、全く予期しない世界が私たちを待っているのだと受け入れることが時には必要である。
(訳)都市にたくさんの木を植えることで、世界をより良い場所にすることができる。第一に、木は酸素を作り出し汚れた空気をきれいにするので、市民をより健康にする。第二に、暑い夏の日には心地よい日陰を作り、都市部の気温を下げる。これはエアコンの使用を減らせるため、エネルギーの節約に役立つ。これらの理由から、緑地を増やすことは私たちの生活環境を改善し地球を守るための、簡単だが強力な方法である。
①「~したいものだ(一般論)」
主語を we や people にして、want to do や would like to do で表現します。
②「進むべき道を決める」
decide which path to take や choose our future path など。「道」を比喩的に path や way で表します。
③「事前に入念に検討し」
「事前に」は in advance や beforehand、あるいは単純に before making a choice とします。「入念に検討する」は consider carefully や think about it thoroughly が適切です。
①「~するほかない」の構文
模範解答では the only way to do is to do(〜する唯一の方法は〜することだ)を用いてスマートに処理しています。苦手な人は cannot know … until ~(〜してはじめて…がわかる)という重要構文に言い換えると楽になります。
②「実りをもたらす」
比喩的な表現なので、bear fruit(実を結ぶ)という決まり文句が最適です。難しければ be good for us(自分にとって良い)や bring success(成功をもたらす)と言い換えましょう。
①「ここに〜がある」
倒置を用いた Here lies ~ を使うと非常に格調高くなります。シンプルに This is a problem … と主語を指示代名詞にしても減点されません。
②「避けがたい試練」
「避けがたい」は inevitable や unavoidable。「試練」は苦難を伴うニュアンスから ordeal や trial が合いますが、difficulty(困難)や problem でも意味は通じます。
①「岐路に立った時」
stand at a crossroads という定番のフレーズを押さえておきましょう。
②「腹をくくる」
覚悟を決めるという意味なので、prepare ourselves for ~(~に対して心の準備をする)や、状況を受け入れるという意味で accept that … と訳すと自然です。
③「想像もつかない世界」
unimagined world や unimaginable world、あるいは completely unexpected world(完全に予想外の世界)とします。
※赤字の例文をクリックすると音読されます。
| 単語・熟語 | 意味 | 使い方・例文 |
|---|---|---|
| in advance 熟語 |
事前に、あらかじめ |
We should check the schedule in advance. 私たちは事前にスケジュールを確認しておくべきだ。 |
| bear fruit 熟語 |
実を結ぶ、成果をもたらす |
Our efforts will eventually bear fruit. 私たちの努力は最終的に実を結ぶだろう。 |
| inevitable 形容詞 |
避けられない、不可避の |
Changes are an inevitable part of our lives. 変化は私たちの人生において避けられない一部だ。 |
| ordeal 名詞 |
厳しい試練、苦難 |
They managed to survive the terrible ordeal. 彼らは何とかその恐ろしい試練を乗り越えた。 |
| at a crossroads 熟語 |
岐路に立たされて |
The company is now standing at a crossroads. その会社は今、岐路に立たされている。 |
| unimaginable 形容詞 |
想像もつかない、信じられない |
The technology brought unimaginable benefits to us. その技術は私たちに想像もつかない恩恵をもたらした。 |
| single-use 形容詞 |
使い捨ての |
We must reduce the waste of single-use plastics. 私たちは使い捨てプラスチックの廃棄を減らさなければならない。 |
| ingest 動詞 |
(食物などを)摂取する、飲み込む |
Animals often ingest plastic pieces by mistake. 動物はしばしば間違えてプラスチックの破片を摂取してしまう。 |
| urban area 名詞句 |
都市部、都会 |
Temperatures tend to be higher in urban areas. 都市部では気温が高くなる傾向がある。 |
| collectively 副詞 |
集団的に、一括して、みんなで |
Small actions can collectively create a huge impact. 小さな行動が集まることで、大きな影響を生み出すことができる。 |
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